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猫×2のための猫柵⑥/シンクの猫侵入防止柵

前回までの①~⑤で大物の猫柵作りはいったん完了。
とはいえ、猫×2と一緒に暮らす中で、「ここには入ってほしくないな」という場所が、家の中にはいくつかある。

今回はそんな細かい場所の猫柵の中から、台所のシンクの猫柵をご紹介。

既製品のシンクへの侵入防止柵

なんで猫って、台所のシンク(流し)に入りたがるのだろうか?
うちの子達は、洗い物をするときもそばでジッと見ているし、油断すると蛇口から出る水を触ろうとするし、ちょっと目を離すとシンクの中に入り込んでいたりする。

これが洗い物が全部終わってからならまだ良いが、調理道具や汚れ物などがまだ残っているときに入られると、猫が危険だし汚れるし、困ったことになる。

だが世の中には大変便利なものがあり、そんなシンクのカバーなるものが存在するので早速ポチった。

実際に設置した感じ

で、見ていただけるとおわかりだが、蛇口部分が邪魔でシンクを全部覆いきれない。(本来はもうちょっと上にカバーをずらして隙間を埋められるが、それでも隙間は残る)

ちなみにシンクの中央上部が丸く空いているのは、本来はそこに、洗剤やスポンジが入れられるカゴがついているからなのだが、衛生的にも見た目的にも美しくないので取ってしまっている。

そして、このくらいの隙間があれば、猫たちは自由にシンクの中に入り込んでしまうのだ。

隙間を塞ぐパーツを自作

というわけで、この隙間を塞ぐパーツを自作した。

上の変形L字のパーツが自作したもの

もともとのカバーはプラスチックなので、似たような部材でかつ加工しやすものを・・ということで、100円ショップのセリアでプラダン(プラスチックダンボール)を購入。

ちなみに・・これは後日わかったのだけど、同じプラダンでも100円ショップごとにちょっと手触りが異なる。セリアのはどちらかといえば「紙っぽい」感じで、ダイソーでは「プラスチックっぽい」感じが強い。
今回の目的だとダイソーの方が合っていたと思うのだが、このときはすでにセリアで購入済みだったので、そのまま続けた。


既成のカバーは10mmほどの厚みがあるので、追加パーツも同じ厚みを出すのと強度を保つため、芯材にモールと呼ばれるケーブルの保護カバーを入れている。

天板と底板がプラダン。側面はカットしたモールが壁になるように外周をぐるっと囲って、プラダンでサンドイッチするように接着剤で固定。
ただそれだと見た目がよくないので、最後は側面をぐるっと、手持ちの白テープで覆った。

色々考えていたようだ

プラダンのサイズが横幅500mmで、必要なパーツのサイズが横幅850だったので、途中でツギハギする必要があった(図の黄色い部分)。ツギハギは裏から余ったプラダンを貼り付けて支えたのだが、このツギハギ部分が天地で同じになると強度的に問題そうなので、少しずらしている。

紫部分がモールが入っている部分。モールが意外と固く、通常のカッターではなかなか切りづらかったので、最後はカッターで線を入れてパキパキと折って切り出した。

この工程を、すっかり熱中してやっていたので、写真撮り忘れる。不覚。

で、実際に嵌めたのがこちら。

追加パーツ、外周に貼ったシールがちょっと剥がれはじめているのは愛嬌。

実際の効果と反省

概ね、予想した通りの完成度。
効果もあり、猫たちはすんなりとはシンクに入らなくなった。
見た目も既製品のカバーとは似ているので、違和感は少ない。

ただ、モノがプラダンということで、非常に「軽い」。
猫が本気を出してひっかいたりすると、追加パーツをぽいっとどけることができる。

これに関しては、カバーの上にお盆を置いたりするなど、気軽にパーツをどかすことができないようにして運用している。

最近の猫×2は、シンクの中のへの興味がだいぶ薄れて来たのか、あまり台所でのいたずらをしなくなって来ているが、それでもこれがあると「使用した調理器具をシンクに置いたまま、先にご飯を食べる」みたいな時に、人間側がストレスを感じないので、大変助かっている。

というわけで、「猫とヒトとの生活のための猫柵作り」の一つ、台所のシンクの猫柵でした。


自作の猫柵作成レポート


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