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【読書】スマホは通話だけじゃないって話。|『メモの魔力』前田裕二

メモと私の話

この本は前々から読んでみたいと思いつつ、なかなか重い腰が上がらなかったので出版からだいぶ月日が経ってしまった。前田さんのことは正直なところニュースのコメンテーターで見たことある人だなぁ。くらいしか知らなかったけど、この本は結構ずっと気になっていた。

実はメモを取ってもそのほとんどを見返す経験がなかった私。(何のためのメモなのかね…笑)
そんなこともあって、タイトルにはだいぶ興味をそそられた。
「魔力」って。メモでどんな魔法かけてくれるのかしら?ってまんまと前田さんの罠にかかってしまった。

大抵の場合、メモというのは忘れたり、間違えたり「失敗しない」ために取るものな訳で。新しい何かを「生み出す」ものとは無縁だと思っていた。というかそんなこと考えたことすらなかった。

取ったメモを抽象化する。

抽象化っていう言葉自体に何か苦手意識を感じてしまうのは私だけじゃないはず。。。でも前田さんの書いた文章を読み進めると、意外とそうでもないような感じがしてきて。ちょっとやり始めたい気持ちが勝ってくる。
失敗から学びを得ることはあっても、人の話から、会議の中から学びを得るって経験はなかなか無い。それを経験させてくれるのがメモなのだ。(結構、話の内容って忘れちゃうよね。?)

へー!ただ記憶媒体のひとつとしてではなく、そこに気づきを求めるためにメモは取るものなのか!!というのも新しい学びなので私もここにメモしておく。
私は今までメモを「スマホを持ちながら、それで通話しかしない」みたいな、かなり勿体無い使い方してたんだな、とだいぶ反省した。

継続は力なりだよね。

偉い人の講演会とかさ、居眠りしそうなのを耐えて耐えて、頑張って聞いてたわりに、結局何が言いたかったんだ?って訳わかんなくなっちゃうことがあったけど(というか大半はこれだったけど。)、話をそのまま書き取っただけのメモを見ても、そりゃ訳わかんないはずだ。と妙に納得してしまった。
何が言いたいかっていうと、こういうシチュエーションでも、別に他のシチュエーションでも、自分でその話を自分にわかるように、自分が使えるように、理解し直さないと何も意味ないってこと。

私はかなり継続が苦手な方。もう、何ならつづけられるの??って自分が聞きたいくらい続かない。でもメモっていつも取らないわけじゃないから、何回か実践してみれば、長くてつまんなかった話も輝いて見えるかもしれない。って思ったわけ。

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