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#24【想像できるだろうか?機械音のない東京を】



260年間。

外国の影響を最小限に抑え
日本独自の文化を築いてきた江戸時代。

そこには西洋かされていない日本がありました。

想像できるだろうか?
工業化されていない、車の音や機械音の一切ない東京を。

古い日本は死んでしまった。



今日は少し思い内容ですね。

しかし本当にそうでしょうか?
Z世代が見る東京は「今」の東京です。

昔の東京は知りません。

近代的なコンクリートの建物
西洋のファッションをしていない100万人の人々

そんな光景はもはや画面の中にしかありません。

だからこそ
そこに思いを馳せることがなくなってしまったら

過去の日本を基にしなくなれば

それは現代の日本を作っていると言えないのではないでしょうか。

若い日本の世の中に、
希望があると思うでしょうか。


ユニークな文明の滅亡?



日本の近代史家

渡辺京二さん。

彼がこう言っています。


「日本近代が古い日本の制度や文物の
 いわば蛮勇をふるった清算の上に建設されたことは
 あらためて注意するまでもない陳腐な常識であるだろう。

 だが、其の清算が一つのユニークな文明の滅亡を意味したことは
 その様々な含意も合わせて十分に自覚されているとはいえない。

 十分どころか、我々はまだ、近代以前の文明はただ変貌しただけで
 同じ日本という文明が時代の装いを変えて

 今日も続いていると信じているのではないだろうか。

 つまり全ては日本文化という持続する実態の変容の過程にすぎないと
 おめでたくも錯覚してきたのではあるまいか。」





蛮勇とは。

【蛮勇】

とは、
“ことの理非や是非を考えずに発揮する勇気。向こう見ずの勇気。”

よくも考えずに古き良きものを清算したしまったのだと

彼は言います。
その上に全く新しい国ができてしまったと。

明治末期にはすでに滅亡したことが確認されていると。


今の若者にそれを見極める事はできません。

ですが達している事を基準として生きるなら、

若い日本ではなく
確固としたブレない日本に戻せるはずだと思います。

根を張るべきは、
どんな日本なのでしょうか?

あるいは
日本とは根を張るにふさわしい所だと信じているでしょうか?





カジュエンはどうでしょう🌱

 参考文献

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