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「僕たちの嘘と真実 Documentary of 欅坂46」

2020/09/04公開
監督・・高橋栄樹
キャスト・・欅坂46

2020/09/05鑑賞
妹とミッドランドスクエアシネマ名古屋にて


いや、待ちに待った。
欅坂のドキュメンタリー映画が
やると知った時点で
絶対に見に行くと決めていた。
公開日は最初4月3日だった。
それに向けて休みの調整をしようと
意気込んでたのに…

新型コロナの影響で公開延期。

しかも同じ時期に公開予定だった
日向坂の映画は緊急事態宣言が落ち着いた頃に
割とすぐ新しい公開日が発表された。

それなのに欅坂の公式からは何も発表なし。

ファンの人たちの間では
もしかして…なかったことにする気じゃ?
という人たちもいた。
その気持ちもわかる。なぜなら
公開延期が3月に決まり
なにも音沙汰もなく
急に7月に無観客オンラインライブ決定
との知らせ。
これは素直に嬉しかった。
このライブ中に重要な発表と書いてあったので
あ。映画の公開日が決まったのか!と思ったが
いや…重要なお知らせ?何か引っかかるな…
まさかの
欅坂の歴史に幕を閉じるという知らせだった。
衝撃だったが納得している自分もいた。
相次ぐメンバーの卒業と脱退・・・
改名して新しく生まれ変わるらしい。

え。映画は?
その後も何も知らせはなく。
本格的に
なかったことにする気なんじゃないかと
思い始めたころ。
8月11日。
やっと新しい公開日の発表があった。

公開日9月4日(最初の公開日から約5か月後)

妹と日程を合わせ
公開日の翌日に観に行くことに!

感想の前に
私がどれくらい欅坂を知っているか。
簡単に言うとファン歴ってやつ。

デビュー当時
サイレントマジョリティーは
テレビでよく見てて
なんかかっこいいアイドルでてきたなー
と思っていた。
その年だったかな?紅白を見てて
てち(平手友梨奈)が
拳を振り上げる振付のところを見て
かっこいい(*'▽')ってなった。

そこからは音楽番組に出てたら必ず録画
NEWシングルはYouTubeで必ずチェック。
という感じ。

そのうち妹もハマり
一緒にシングル発売記念ミニライブや握手会に
行くようになる。
ただ女性アイドルのライブに行くのは
ほぼ初めてで男性ファンの人たちの
声の圧が怖かった。

そんな日々が続き
もともとライブ好きな私は欅坂のライブに
行ってみたいと思うようになった。
欅坂のライブ初参戦は
【欅共和国2019】
天候は雨。
シングル曲がわかる程度。メンバーも
4,5人しか名前がわからない感じだったが
とても楽しめた。このライブに行く頃には
男性ファンの怖さもなくなり
一緒にコールしてた(笑)

衝撃だったのは平手友梨奈の脱退。
欅坂の顔といってもいい彼女。私も
てちが大好きだった。
あの表現力に何度救われたか…
脱退が発表された日のラジオで
彼女の言葉を聞いて泣いた。
外出先で聞いていたらしい妹。
帰ってきて私の顔を見て号泣しだした。
私ももらい泣きして号泣した。
物心ついたころから
泣いたとこなんて見たことないくらい
感情をあまり表に出さない
妹の号泣には驚いた。
それぐらいの魅力をてちは持っているのだ。

とまあこんな感じかな。彼女が抜けた欅坂には
ぽっかり穴が開いていたように感じていた。
その理由がわかるんじゃないかと映画を観に行った。

前置き長すぎた(笑)
ここから感想です。

※以下ネタバレ含みます※


絶対号泣すると思っていたが。
号泣より衝撃なことが多すぎて
受け止めるのに必死だった。

てちにはありがとうと言いたい。
そして申し訳ないと思った。
ファンの期待がてちを追い詰めているように
見えたから。
もちろんアンチの誹謗中傷もあっただろう…
でもライブに出たくないというてちの姿を
目の当たりにして
胸が苦しくなった。
体調を崩したり、けがをよくしがちだった
彼女。
ゆっくり休んでほしいなと思いながらも
やはり欅坂のセンターはてちじゃないと!
私は思っていた。
恐らく同じように思っていたファンは
多いだろう。
でもこのプレッシャーに彼女は押しつぶされそうになっている姿を
スクリーンに何度も映される。

応援していたはずが、追い詰めていたなんて思いもしなかった。

そしてこの映画のいいところ
てちを含む様々なメンバーの変わるさまが見れるところ
デビュー当時から映るので、少女たちの成長がすごい。

【楽曲を表現して伝えたいという心】
これが強いグループなんだな。と思った。
申し訳ないが女性アイドルグループなんて
女同士の醜い戦いがあって、いかにカメラに映るか
センターに近い位置に行くか。みたいなことしか考えてないと
思っていた。
楽曲の歌詞の意味なんて二の次。
とりあえず振付どうりに踊って
笑顔でキャピキャピしてるというイメージ

これを覆してくれたのが
欅坂46というグループの平手友梨奈だった。
しかしこの映画をみるとなんと、メンバー全員その気持ちだったんだということに
気づかされる。
自分なんていい。あの子たちは欅坂に必要なのにどうして・・
というあるメンバーの発言を聞いて。
あ。この子たちは
自分が出たい!というより欅坂として表現できることを考えている子たちなんだと思った。

観ながら思った。
こんなに頑張って
考えてもがき苦しんでる子たちが
信じてついてきてください!と言っている
改名後のグループ。
必ず応援しようと決めた。
正直、オンラインライブでは
てちがいなくてもここまでできる!
これが新しい欅坂だ!
といわんばかりのすごい迫力のライブだっただけに終了と改名が発表されたときは
すごく残念で。
何でここまで来たのに…
量産型の女性アイドルグループに
なっちゃうなら応援できないなと思っていた。

まだ、どんな方向性のアイドルに生まれ変わるのかわからないが
彼女たちならきっと
素晴らしい色に彩ってくれる気がする。
そんな確信が持てた。

最後に。世間では
欅坂?あぁあの口パクの?センターの子がよく倒れる!とか
思われているであろう…

この映画を観ろ!
観てから同じこと言えるか?

彼女たちはアイドルじゃない
アーティストだ!

近々、2回目を観に行きたいと思う。
単純に円盤化されていないライブ映像が大音量で
観れるという良さもある。

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