壁構造！！？
壁に穴をあけること自体がどれくらい、不動産、建物自体に影響を及ぼすのかが分からなかったので、建物を建ててくれた現場監督さんに連絡を入れてみました。
ということで
現場監督さんの反応は早かったです。
現場監督さん
「そういった問い合わせが
来ることは理解できます。
しかし建物を作っている側としては
穴をあけること自体に
全く問題ないです
と言うふうには言えません。」
と、はっきり言われました。
続けて言います。
現場監督さん
「特に今回の場合なにが
１番問題かと言うと、
この鉄筋RCの構造が
壁構造で作られているところ。
通常のRC、
特に大きいものになれば
鉄筋コンクリートにしても
いわゆるラーメン構造
といわゆる柱に相当するものであったり、
梁に相当するものがある。
そういった構造で
建物自体を作っていくことが一般的です。
その場合は壁にあたる
鉄筋コンクリートの部分は
もちろんそこに
強度はありますけれども、
他のその柱に相当する部分であったり、
梁となる部分に傷がなければ
最悪そこを破っても、
建物自体の構造には
問題がないというふうに
作ることが可能です。
ところが今回、
ご依頼いただいたこの物件は、
ラーメン構造ではなくて
壁構造で作ってます。
壁構造っていうことは
いわゆる柱であったり
梁に相当する部分がない代わりに
壁そのものを厚くすることで
壁自体に強度を持たしている
という話です。
今回その壁構造の
壁そのものに
いきなり穴を開けようという話です。
当然元々計画している
排気ダクトの穴であったり
窓の部分っていうのは
その構造計算をする上で
含まれてますので
ここは問題ないんですけれども、
逆に言うとそこ以外で
穴を空けたりとなると
構造自体に影響を与える。
極端に言ってしまえば
いきなり柱に穴を空けよう
と思ってるんすけど
いいでしょうかと聞かれているのと
同じようなものです。
当然、
今の技術は進歩してますので
いきなり壁に穴を少し空けただけで
倒壊したり
水が漏れたりすることがあるかといえば
なかなかそういったケースが
考えられないとは思っています。
ですが、
改めて施工側として
そこの点をどうとらえるか
と言われると、
ここはできればやめてください
というふうに言わざるを得ません。」
という話でした。
話を終えて、
まさに納得その通りだなというふうに思いました。
次のお話 →「〇〇」
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