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アメリカでは反LGBT法案の試みが続々と失敗。2024年も平等のための闘いは続く

アメリカにて、2023年に提出された550件を超える反LGBTQ+法案のうち、トレバー・プロジェクトやアメリカ自由人権協会などの組織によって記録されたところによると、法律として可決されたのは80件のみ。2024年も半ばを過ぎた時点で、提出された527件の反LGBTQ+法案のうち、法律として可決されたのはわずか41件となっている。

これらの数字は依然として気が遠くなるような数字に思えるかもしれませんが、こうした法律を可決しようとする議員の成功率が低いこと、あるいはむしろ、それを阻止しようとするクィア活動家の成功率が高いことに注目することは重要となっています。さらに、今年はこれまでに、教育と医療におけるLGBTQ+の権利を保護する法律を可決した州がいくつかあります。

LGBTQ+の人々を保護する法案を可決するのは主に青い州であるのに対し、同性愛者の権利を制限するのは一般的に赤い州です。

しかし、共和党支持の州ではこうした法律を可決することがますます難しくなってきていると指摘する声もあります。

日本では、「アメリカでは多くの州がLGBTやトランスジェンダーを規制するようになっている!これが今の主流なんだ!」と事実を都合よく一部だけピックアップして全体像を捻じ曲げる主張が拡散されやすいです。

依然としてポジティブな展開よりもネガティブなニュースのほうが注目を集めていますが、全体を見ていく必要があります。

出典:The Advocate

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