『億男』（川村元気）

『億男』を原作にした映画が公開されるという事で読みました。発売当初から気になっていましたが、未読でした。

映画公開が良い機会だと思い、手に取りました。

宝くじで３億円を当てた主人公の一男でしたが、大富豪の親友・九十九のもとを訪ねた直後に九十九とお金が消えてしまいます。行方を追いながら、「お金と幸せの答え」について考えさせられるストーリーとなっています。

病気になって、お金の使い方が変わりました。元気なときは、貯金するという意識が希薄で、浪費ばかりしていました。本日も病院ですが、保険が適用でも1本3万円の注射を2～3本打ちます。

本書は、たぶん、1～2時間くらいで読める本です。

私は3日かけて読みました。川村元気さんの映画愛も滲み出た作品となっていました。

川村元気さんは優秀な映画プロデューサーとしても、有名です。小説の処女作は『世界から猫が消えたなら』です。こちらも映画化されています。

同作とも、主演が佐藤健さんです。

映画『億男』の方は、手練れの役者による演技合戦が見ものとのことでした。いよいよ映画も公開されます。