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その言葉を信じて ~生きている証を刻むために~

私は自分に生きている証を持つために、いくつかやることを決めた。まずは、6時に起床すること。それから、洗濯物を干して、掃除機をかけること。子供の勉強を見てあげること。長男に本を読んであげること。そして、最後に自分自身の課題。毎日4,000字程度の文章を書くこと。
 1つ目の6時起床は、低血圧の私には辛い。ただ、仕事をしているときから、これくらいの時間には起きていたので、同じようにしたかった。休職前は、どれだけ寝ても寝たりなかったが、自分を律して、朝早く起きて風呂に入って目覚めさせる。
 2つ目の洗濯掃除は、共働きなら当然やっていてもおかしくないが、恥ずかしながら、妻に任せっきりだった。働いていないのだから、せめてやれる範囲で頑張る。
 3つ目は、子供のためになればと思う。下の子供はまだ幼いので、側についてあげるだけでも、全然違う。実際に勉強は、ほとんど教えず、傍らにいるだけだが、ねこきち君も安心している。
 4つ目は、私の願望。4人家族の中で間違いなく私が一番本を読むが、妻も娘の読書は好きだ。しかし、息子だけは、本を読まない。算数は得意だが、国語が好きではないようだ。子供は親の背中を見て育つ。私が本を毎日読み聞かせることで、必ず好きになり、自然と自分で読書をすると思っている。本のすばらしさを知ってもらいたい。
 5つ目は、自分自身のためだ。私は本を読むことも好きだが、書くことも同じくらい好きだった。仕事では毎日、人の書いた文章を読むことが多かった。今は首のせいで読書があまりできないため、書くことの方が多い。文明の利器は素晴らしい。スマートフォンなら片手で書ける。スマートフォン様様である。
 もちろん、一番の目標は、病気の寛解だが、それは叶わない。
 全く以前と同じように、元には戻らない可能性が高いと専門医には言われている。
 ただし、7割8割の回復は目指せるという。
 その言葉を信じて今日も生きてます。

※副題は「高橋優」さんの「リーマンズロック」の歌詞の一部です。

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