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猫が帰ってきて一番嬉しいこと(・∀・)

行方不明になって11日後に戻ってきた黒猫コノハ。
病院で診てもらいましたが特に異常はみられないとのこと。
痩せた体重も少しずつ戻り始めています。

居なかった間の感情の振り幅が大きすぎたのでそれが残っており、
出先から家に戻る道中で、つい探してしまったり、
部屋の窓から外を見、「どこにいるのかな」と思ったりして
その都度、「あぁ戻ってきたんだ!!!」と胸を撫で下ろし
大きな歓喜の感情に浸ります。

コノハが戻ってきて一番嬉しいのは、もちろんコノハが元気だったこと
ですが、次に、「読みたい本が読める」という点です。
居なくなる直前、西條奈加さんの「猫の傀儡」という小説を
読み始めようとしてたのですが、家出してしまったため、
とてもじゃないが読めない。
SNSで猫の画像を見るのも辛いし、TVCMでキャットフードが
出てきても辛かったです。

人間にとって特に大きな悲しみは、死別、別離、失恋だと思います。
こういう大きな体験をすると、その後は、何を見ても何を聞いても
関連づけて連想をしてしまい、一日中辛い状態になってしまいます。
時間が解決するとはいえ、それには数年の時間が必要です。

コノハが戻ってきてくれたことで、僕ら家族がそういう辛さから
(とりあえず)開放された訳です。
そう遠くない将来、この子たちは虹の橋を渡ってしまうのですが、
それまで猶予をもらったという感じです。

そういう嬉しさと感謝をもって「猫の傀儡」を読み進めたいと思います。

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