しあわせの原点は6畳にある。ピースを組み合わせて作る家
幅広い世代に人気の平屋。「casaの家」にも4種の平屋があります。
その中から、暮らしに合わせたさまざまな組み合わせが魅力の casa cago (カーサカーゴ)をご紹介します。1cago = 6畳として、ピースを組み合わせて作り上げる住まいは、自由でオリジナリティーにあふれています。
■ 日本最古のミニマリスト
近年注目されている、ミニマリストの暮らし。最小限にこだわりぬいたモノだけを持つミニマリストの思想を「家」に落とし込むと、それは「小屋哲学」とも呼べるのかも知れません。
日本最古のミニマリストとして名高いのが『方丈記』を書いた鴨長明です。
彼は方丈、現代でいえば4畳半ほどの家をつくり、晩年はそこで暮らしたとされています。囲炉裏のほかは経机がひとつと棚が少し、あとは琵琶や琴などが置かれただけの家は、簡素そのもの。しかしその家には、現代人の心を揺さぶる何かがあります。
■ ミニマリストの原点は秘密基地にあった
別の角度から考えてみると、例えば、昔ながらの押し入れや河原につくった秘密基地。子どもの頃、そうした場所で遊んだ経験がある人は多いと思います。その時感じたなんとも言えないワクワク感。「この空間を、どう使い切ろうか」と考え、自由にイメージする時間は、とても楽しかったのではないでしょうか。
そう考えると、住まいにおける楽しさや豊かさの答えは「広さ」にあるのではなく、たとえ狭くても「その場所をどう使うか」にあるのではないでしょうか。そして、現代の私たちが暮らしに求めているのは、実はそうした本質的な部分なのかもしれません。
とはいえ、家族と一緒に暮らすのに「方丈」や「秘密基地」では無理があります。では、6畳をひとつの基準としてそれを必要なだけ組み合わせたらどうか?それが casa cago の考え方です。
■ 日本人に馴染みぶかい『6畳』の概念
6畳というのは、日本人にとってイメージしやすく使いやすいサイズです。
casa cago は6畳をひとつのピース(= 1cago)として、それを組み合わせて完成させます。たとえば1cagoは個室や寝室に。つなげた2cagoはリビングに。また独立させた1cagoを家の離れとして使うこともできます。
ただの物置と化す部屋や、なぜか使われなくなる部屋はいらない。無駄な空間が生まれやすい2階も必要ない。これからは、本当に必要な空間だけが住まいになる。そんな考え方は、現代の小屋哲学といえるかも知れません。
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■ マガジン『casaの平屋』