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長女11歳の最近気になってしまう事。

ここ最近の長女(11歳)、「死」についていろいろ考えるようになってしまったようで、時々妄想にとりつかれ泣くようになりました。

「死ぬのが怖い...」

確かに自分が子供の頃もそんな時期があったな...

妄想が妄想を呼び、ありとあらゆる「死」にこっそり咽び泣いていたあの頃。

逆を返せば、

「死にたくない。」

「今の人生は楽しい。」

「幸せだ。」

って事だから母としては嬉しい事だが。

今日も外で友達と走り回っていたと思ったら、汗をかきかき、メソメソ顔で戻ってきた長女。

どうしたの?と聞くと死ぬのが怖くて悲しくなったから帰ってきた。との事。

「そうだね。死んだらその先分からないから怖いよね。死んだらどうなると思う?」

と話してみる。

確かに死んだ後はどうなるんだか誰も分からない。

分かった方がいいのか、分からないからいいのか、それすらも分からない。

「ママは死ぬの怖くないの?」

と聞かれ、

「もちろん多少は怖いけど、いつ死ぬのか分からないから、そのいつ起こるか分からない事にビクビクして生きていたら、せっかく生きている今のこの時間がもったいないと思うの。だから、せっかく生きている今を少しでも後悔のないように生きる事を考えていたら、死ぬ事を考えずに済むんじゃないかな」

と言ってみる。

長女は暫くベッドに突っ伏していたけれど、ふっと何かを思い出したように起き上がり、

「また、遊んでくるね」

と赤く泣きはらした目で下に降りて行った。

そして1時間程して門限いっぱいまで遊んで戻ってきた長女が、

「ママ、さっきは有難う。ママが私のママで本当に良かった。私は幸せだ。今のこの涙はね、嬉しいの涙だから」

とウルウルしながら抱きついてきた。

もちろん私も既にウルウルっす。

「ママもあなたが私の娘で幸せだ。あなたの嬉し涙はママも泣かしちゃうのよ」

とハグハグ。

「母子バカだね、私達」

と泣きながら笑う。なんて幸せな時間でしょう。ドラマかよって。

今日はちょっと凹む事があり、自信をなくしていた私には、子供に癒され助けられた出来事でした。

このやり取りから、長女がまだ5歳くらいに私に聞いてきた質問を思い出した。

「ね~、ママ。ママの怖いものって何?」

「う~ん、何かな~オバケとか?」

と長女レベルに返し、じゃ、あなたは?と聞き返したら、

「ママが死んじゃう事」

と返ってきた時はかなり面食らったと同時に5歳でもそんな事を考えるんだ。とある意味衝撃的だった。

あの時からすると対象が私から自分に移っていて、自我が目覚め、自分を一番大切に思えているという良い兆候なんじゃないかと勝手に解釈する私。

そして余談だが、長女には言わなかったものの、あなたのママが一番怖い事はね。

自分が死ぬ事ではなく、あなた達兄弟がいなくなってしまう事、もしくはあなた達を残して私が逝ってしまう事なのよ。



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