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あらやだヨォ、「ほぼ毎週を目指し、緩めに書いていきます」なんて元日に書いたまま、もう1ヶ月経過??

ご無沙汰しております。元気にやっております。

この1ヶ月、結構バタバタしてたり、ものづくりに没頭してたりでした。


12月の頭から、「あのチャヨ」

https://note.com/casa_arkadia/n/n590da7f07034)の隣人の大工さんに来てもらっていた。2階客室部分と一階パントリーとクローゼットのドアのためだ。

もちろん、当初は私たちの手で色々な材料寄せ集めてドアを作ろう、とかなんとか話していたのだが、ここ数ヶ月クマ夫が家づくりから離脱気味で人手が足りないのでもうプロに頼んでしまおうと。

 一階のトイレ、主寝室1と作業部屋(元オカン部屋)などのドアはすでに2021年7月につけてある。ご近所クラウディアのお兄さんが大工なのでつけてもらったのだけど、ごめん、ちょっと彼の作業ぶりだともう2度と頼みたくない。

https://note.com/casa_arkadia/n/n00c1585fce33


昨年の屋内外の壁塗りでものすごい仕事っぷりを発揮したチャヨに「この辺りで腕のいい大工さんはいないか?」と尋ねたところ、うちの隣がいい大工だよ、と。後日前金払いに行ったら近所とかではなくて本当にお隣で、ちょうどチャヨも出てきたところだった。ヘススさん。

ドア一枚あたりの価格はクラウディアのお兄さんよりも2割ほど高いのだが、彼の仕事にかけてみよう。まずは階下から。それなりのサイズに合わせてきた資材を、ここで少しずつ微調整しながら仕上げていく。彼一人で作業している。メキシコ人には珍しいのだが、音楽をかけることもなく黙々とやっている。

黙々と、ずっとやっている。

ドアは彼に任せて。


私とクマ夫のそれぞれの作業スペースを落ち着かせるために、まずはクローゼットを作らねば。あちこちに分散されている荷物を早く定位置に置きたい。ハンガー用の鉄パイプを切り、壁の両サイドにひっかけを取り付け、はい出来上がり。壁の色?別に誰に見せるわけでもないんだからもうこのままでいいや。

 そんなことをしていたある週末。

 いつも家族の夕食や集いによんでくれるセサール一族からの前々のリクエストで、巻き寿司を含むアジア系料理を一緒に作り夕飯にしようという会がやってきた。

 寿司が食べたい、と。

 日本人が食べるようなガチな巻き寿司(魚がしっかり入るもの)と、メキシコで普及している「スゥシィ」とどっちがいいか問うと、予算的にも嗜好的にもやはり後者だ、とのこと。いいですよいいですよ。

 スリミ(カニカマの安安版)、きゅうり、卵焼き、茹でえび、にんじん炒め、ほうれん草茹でたもの、牛肉をピリ辛に味付けしたもの、こちらでは定番のクリームチーズなどを用意したので、お手頃な感じの巻き寿司とキンパ風なものができる。7歳から大学生まで子供達10人ほどと5人のセニョーラ達に教えつつ、これまたリクエストのあったオレンジチキン(というかセサミチキン)やタイ風サラダを作り、みんなでわちゃわちゃ過ごした。

一度やってみせただけで結構上手に巻くのよ




さて、ヘススのドアはどれもなかなかな出来栄え。後で聞いた話だと、彼はこの大工という仕事がとても好きなんだそうだ。仕事も丁寧。

観音開きにしてもらった


狭いながらもウォークインクローゼット

 日本人の大工さんの「角を合わせる」が100としたら、ヘススは90ぐらい。これはメキシコでは驚異的。(前者クラウディアのお兄さんは70ぐらい)手作り感はあるものの、でもそれなりにきっちりしているし、不具合はひとつもない。これは続けて作業してもらえるとわかったので、客室のドア8枚も引き続き依頼することになった。割と急いで発注したのは、大体メキシコでは年明けに建築資材やいろいろな資材の値段が上がるからだ。いつも以上に前金を渡しておいて、年内に材料は買っておくように伝える。彼は12月半ばからクリスマス明けまで大工業はお休みして街中でやっている家族のタコス屋を毎年手伝うのだそうで。いいでしょう、各家族いろいろあるんだから。彼の作業は年が明けたらまた再開。

 竹刺さりブロックを使った私の作業部屋をその間に完成させて、次に私が取り掛かったのは外の流しとガスタンク置き場。

 この家に引っ越してきてから2年ちょっと、ガスタンクはいつも日のあたる屋外に置いてあるのだが野火が起こるたび火が近づかないか不安だったし、防犯上外に裸のまま出しておくのもどうかと思う。なので、それをちゃんとしまえる箱的な何かが必要だし、お外の流しも現状ホースだけなので春が来る前にちゃんとしたい。



 ということで、廃材やら半端木材やらでえっさほいさと、私が作ることに。

 セメントで台座を作り、流し台の足部分を二つ、天板は以前主寝室バスルーム用に作ってうまくいかなかったものを再利用、というか採用。捨てる神あれば拾う神あり。流し台は1年ほど前にクマ夫がどこかのガレージセールで見つけてきたものを使う。

 適当にそこら辺にある材料を組み合わせて作るものだから、太さや厚さが違ったり、板に至っては多少反りが入っていたりするのできっちりはいかない。でも強度だけそれなりにつけておけば、なんとかなる。

 白壁の家に合うように、ペールブルーに塗り、サクサクっと作業4日で仕上げた。

 これに使った新品は蛇口部分だけ。しかもこれ、前の家のキッチンに付け替えようと買ったのにサイズ違いでお蔵入りになったもの。敗者復活戦で優勝した猛者的な感じ。今はまだ畑の収穫物はないけれど、夏場、あれこれできたらここで洗えるし、次回からお魚を丸で買ってきたらここで下すことも出来る。排水はそのまま下のバケツで受け止めて、植木にかけられるし。


さて、次回更新はいつになることか。

まずは作業を進めねば。

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