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料理動画「Cozinha da Akiko(あきこの台所)」公開♪

国際交流基金の日本の文化を紹介するプロジェクトにお声掛け頂き、
ブラジル人向けに日本の家庭料理を伝える料理動画に出演しています。

https://fjsp.org.br/agenda/japao-em-casa/


国際交流基金の方が名付けてくださった動画のタイトル、「Coiznha da Akiko」は、訳すと「あきこの台所」という意味です。う、嬉しいです…。涙

家庭料理の何を紹介しようか…出汁の取り方?それとも日本のお米の炊き方?肉じゃが?卵焼き?味噌汁?それとも…と沢山悩みましたが、
今回は、日本のじゃがいもコロッケを紹介しています。
日本のじゃがいもコロッケを選んだ理由は、動画内でもご紹介していますが、大きく3つあります。

1. ブラジルで身近に手に入る材料で作れる。
2. ブラジルで一般的な料理のcoxinhaやcroqueteに似ているのでブラジルの皆さんに身近に感じてもらえる料理だと思ったから。
(ただ、これらとは材料や作り方が異なるので、日本風のじゃがいもコロッケを今回紹介することでブラジルのご家庭で気軽に作っていただければと考えました。)
3. 持ち寄りやフェスタの料理として、また、余ったコロッケをパンに挟んで食べるなど汎用性があるから。

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日本料理はブラジルでもとても人気です。ただ、日本の家庭料理の認知度はまだ高いとはいえません。少しでも身近なものに感じブラジルの家庭で作っていただき、食を通じて日本に興味を持ったりもっと好きになるきっかけになっていただければこんなに嬉しいことはありません。

コロナ渦の状況なので、自分で撮影しました。
慣れない自撮り撮影は、充電が何度も途中で切れたりちゃんと撮影できているかの確認しながらで大変でした。

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また、反応がないカメラに向かって笑顔を作ることはなんと難しいことでしょう…
テスト撮影した時の自分のぎこちない固すぎる笑顔をみて愕然としました。

本番では、コロッケが大好物のアニメのキャラクター、コロ助(懐かしい!)になった気分でコロッケの魅力をカメラの向こうにいる方々に届けられるように意識して頑張りました!笑

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沢山の反省点は、今後に活かせていけたらと思っています。
皆さんも気づいた点など教えていただけましたら大変有難いです。

今回は、日系人非日系人に関わらずブラジル人に向けた動画ということで伝え方に特に気をつけました。
料理する上で日本では当たり前に思っていたこと、例えば、ブラジルではラップはレンジで温められるものが普通ではなくレンジでは使えないものがあることや、レンジのワット数もブラジルの電子レンジは定まってないことなどを考慮しながら話したり、パン粉はブラジルでもPANKOとして売っているけど使ったことない人にはパンのブランドのPANCOと混同するかなぁ、ではそれも混同しないようにお話ししよう、などなど…
他にもこのコロッケの動画の中には、隠れた?私の思いを沢山詰めています。

動画の中でも話していますが、ブラジルで電子レンジは普及しているものの、冷めた料理を温め直すことに使うことが一般的で、日本のように温め直す以外に調理の工程の中に取り入れることはあまりありません。今回ジャガイモを電子レンジで温めることで日本の家庭ではこのような時短テクニックもよく使われているんだよ、など現代の日本の家庭での調理の様子も感じ取っていただけたら嬉しいなぁなども思っています。

他にも、コロッケを盛り付けた料理の皿をブラジル北東部ピアウイ州のお皿にして、日本とブラジルのコラボ感をひっそり作ってみたり。はい、これは自己満ですね。

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出だしのほんの挨拶だけポルトガル語で話し、後は日本語で話してポルトガル語の字幕をつけてくださっています。編集も素敵にしていただき感謝です。

日系人の方に向けて開催してきた料理教室での経験や、ブラジル人の家庭や現地の料理学校で学び感じたこと、ブラジルで生活している中で気づいたこと、そして日本での料理活動などこれまでの色々な経験がいかせたような、とても嬉しい仕事でした。

大変貴重な経験をさせていただき、本当に有難うございます。

料理がつなげてくれるご縁に感謝です。

これからも日本とブラジルの食を通じた架け橋になれるような活動をしていけたらと思っています。

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料理研究家/管理栄養士/ブラジル料理探検家
いしづあきこ


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