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緊急支援活動「Água no feijão 」 in Brazil

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新型コロナの影響は世界中で大変な事態となっていますが、ブラジルでも感染は拡大する一方で、特に、ファベーラ(スラム街)などの貧困地区に死者が集中していて、感染拡大だけではなく経済低迷の影響による「飢え」に苦しむ人たちが増えていることもブラジルで緊急的な問題の一つとなっています。

そんな中、レストラン「藍染」のオーナー兼シェフであり、日本食親善大使でもある白石テルマさんや多くの日系団体の方々が、生きるための食事を届ける緊急支援活動「Água no feijão」を発足して、食事に困窮する人々へ炊き出し弁当を届ける活動をスタートしました。私もこの活動に賛同しボランティアメンバーとして当初より微力ながらもお手伝いさせていただいています。

5月からスタートし、現在フェーズ2に入っています。
支援金で、ただ炊き出し弁当を届けるだけではなくて、食材の購入から弁当を届けるまでの流れの中で様々な供給連鎖を作ることも目的としています。
30日間毎日200個のお弁当を、生きるための食事に困窮する人たちのもとへ届けています。

また、フェーズ2ではそれだけでなく、今後プロジェクトに依存せず、寄付として届いた食材を自ら調理できるようにコミュニティ(ファベーラ)内の料理人たちを訓練し、食材を調理する環境を構築することを目指しています。

自立を確保するために、食の安全と衛生、調理の手順や注意点などに関するマニュアルも開発して、ブラジルのことわざであるように、ただ、「魚を与える」のではなく、「魚を釣る技術を教える」ことが、コミュニティを強化し、住民ひとりひとりの能力に繋がるとボランティアメンバーたちは考えています。

活動に賛同してくださる方が増えていて、ブラジルだけでなく日本のメディアにも取り上げていただき、日本から支援してくださる方もいて大変有難く心強く思っています。

プロジェクト名の「Água no Feijão」という言葉は、例えば、急に訪れたお客さんのために、主食のFeijão(豆)の鍋にÁgua(水)を足して薄くしてでもお客さんの食事を用意しますね、というような皆で分け合うブラジル人の素敵な一面が垣間見れる表現です。
協力して食事に困っている人たちにも食事を…そんな思いを込めたプロジェクト名です。
この「Água no Feijão」活動について応援し拡散していただけましたら大変心強いです。
活動が大きな輪になりそれが沢山の方々の生きる力になり、この困難に立ち向かっていけますように…
どうか宜しくお願い致します。

いしづあきこ

▪︎Água no Feijão活動ページ:  


▪︎毎日新聞記事:  


▪︎ニッケイ新聞記事:


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