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返還要求通知書が届いた

 友人で、法律の専門家相手に一歩も引かない人を知っているが、そういった人は世間的にはほんの一握り。

 普通、争う相手が専門家に委ねたらこちらもそうするし、そうするべきだと思う。
 ただし、前提としてこちらに非がなく正直であること。これに尽きる。

 ユーザーから、「1年半ほど前に近所の自動車整備事業者から約100万円の中古車を購入したのだが…」という相談があった。 

 購入後によく見ると修理跡が見つかり、購入した事業者に事故車ではないか?と聞いたところ、「違う」という返事だったのでそのまま乗っていた。

 しかし、そのあとすぐミッションが壊れた。

 概算見積金額は、「7~8万円ではないか(口頭)」と言われたが、修理完了後には18万円の請求があった。

 他にも多々相談したいことはあるが、とにかく購入して1年半以内に何度も修理に出し、その都度決して安くない金額の請求があった。

 いくら中古車とはいえ、壊れすぎる。
 そこで事故車かどうかの判定と事故車であった場合、購入価格での買戻しを希望したいのだが、という相談だ。

 購入条件は『保証なし現状販売』だという。

 話の内容は理解できるが、整備事業者への返金云々の話は出来ない。
 それを伝えたうえで、保証内容と修理内容についての確認を行い、必要なら改善を要求したいと言って一旦電話を切った。 

 事業者に話を聞く。
 『保証なし現状販売』だが販売時にはエンジン/ミッションをおろし、内装も外して外装を全塗装している。

 エンジン/ミッションは分解していないが、順調に乗っており、こまごまと壊れ始めたのは販売後半年も経過してからだ。 

 ん?よくあることだが、話がだいぶ違うな?

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