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キャリアコンサルタントの「転職」の6つの選択肢とは?

☆この記事の編集者:高橋秀誓👦|国家資格キャリアコンサルタント
キャリア相談スキルシェアサービス『coachee』運営者|人材業界歴約10年。人材業界での経歴は大手人材会社パーソルキャリアをはじめとして、
人材サービス会社2社経営し、現役でキャリアアドバイスも実施

★この記事の執筆者:りお👦|国家資格キャリアコンサルタント|GCDF-Japanキャリアカウンセラー|Lead Careerにてキャリアコンサルタント受験&活躍支援&Banso Worksにて越境キャリアの支援

「キャリアコンサルタント有資格者の転職はどういったものがありますか?」

2024年現在、7万人を超える登録者を持つ一大資格の「キャリアコンサルタント」ー

◇キャリアコンサルタントとは?

【厚生労働省の定義】mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/koyou_roudou/jinzaikaihatsu/career_consulting.html


キャリアコンサルタントが転職となったら、どれくらいの機会(オポチュニティ)があるのでしょうか?そして、その選択肢とは?

詳しく解説していきたいと思います。

0.16という数字

0.16という数字

まず、キャリアコンサルタント(カウンセラー)として、転職をいざしようとすると気になるのが求人倍率ですね。

実は、0.16という数字は、キャリアコンサルタント(カウンセラー)のJobTag上での求人倍率です。残念ながら、求職者1名について、0.16という求人数しかないことになります。

➡job tag (厚生労働省)「キャリアコンサルタント」の詳細

参考引用:job tag

上記から考えると、転職はかなり狭き門と思わざるを得ません。

上記は、基本ハローワークの統計が中心で民間企業を含んでいないことから、もう少し、増える可能性はありますが、とはいうものの、一般企業の人事部門が「キャリアコンサルタント」を狙い撃ちで求人を出すことは極めてまれであることがわかっています。

キャリアコンサルタントは転職できないのか?

キャリアコンサルタントは転職

では、キャリアコンサルタントは転職できないのか?と考えるのも、早とちりかもしれません。

実際に、多くの民間企業では、キャリア自律や人的資本の開示の義務化など、教育に力を入れ始めており、「キャリアコンサルタント」有資格者は必要とされている場面は多く、活躍の機会はありそうなものです。

「キャリアコンサルタント」(この仕事だけ選任)がぜひ来てほしいという求人の出し方ではないものの、実際に「キャリアコンサルタント」のスキルを持っている人の需要は、相応にあるのではないかと思われます。

市場では出回らないキャリアコンサルタントの求人

キャリアコンサルタントの求人

また、キャリアコンサルタントの求人は実は、上記の0.16という先ほどの求人倍率の数字に入らないような、人づてで求人を募っていることも多く、実は、裏では、そこそこの求人数があったりもするのです。

やはり、キャリアコンサルタントは、対人業務ですから、知人のツテで、「安心できる人となりの人物を採用したいという思いもある」のでしょう。ですので、こういった人脈ネットワークに入るということも大事になりそうです。

具体的には、SNSで人脈を作りほか、キャリアコンサルタントのコミュニティに頻繁に顔を出し、認知度を挙げておくのも、転職案件のお誘いを得やすくなるコツかもしれません。

キャリアコンサルタントの転職選択肢6選

有効求人倍率はさておき、実際に見えていない求人も含め、実際に転職するとなると、どのような転職先が考えられるのでしょうか。6つ挙げてみましょう。

キャリアコンサルタントの転職選択肢6選

1.民間企業の人事部
2.人材エージェント
3.キャリア支援会社
4.ハローワークなど公的需給機関
5.大学の就職支援センター
6.サポステや就労支援事務所

1.民間企業の人事部

民間企業の人事部

企業の人事部門については、キャリアコンサルタントの狙い撃ちの求人さえほぼ見かけないものの、人事部門にキャリアコンサルタントをたくさん置いておきたいというのも、人事部門の本音です。

履歴書に「キャリアコンサルタント」という資格があれば、人事部門への転職は、有利になることは間違いないでしょう。但し、やはり、人事部門での労務経験、給与部門の経験、その他人事制度設計の経験など合わせて持っておくことが条件となることが多そうです。

どうしても、人事部へのいきなりの転職は難しいなら、「キャリア支援に積極的な会社」(同社の人材育成ページ参照など)に、他の職種で転職しつつ、内部での異動、支援を目指すという手もあります。

2.人材エージェント会社

人材エージェント会社

次に人材エージェント会社です。もちろん、こちらも、キャリアコンサルタント狙い撃ちの求人はありませんが、資格を持っていることで、求職者と向き合う担当者としては、信頼感が生まれますので、持っていないよりは、持っている方が断然有利でしょう。

人材エージェント会社は、人と接するカウンセリング業務力も大事ですが、どちらかというと、企業として利益を出せる営業スキルや、労働市場の知識、広い人脈があれば、転職時には大きなアピールになりえます。

3.キャリア支援・コンサルティング会社

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昨今立ち上がっている民間のキャリア支援を専門に行うコンサルティング会社です。せっかく取得を取得したのだから、目いっぱいこの資格を活かしたい方には向いているでしょう。

スタートアップなどの小ぶりだけど、勢いのある企業も多いので、自身がプレーヤーとしても、企画部門としても、キャリア支援を社会に浸透させていく仕事に就くことができるでしょう。企画力や行動力も必要となるかもしれません。

4.ハローワークなど公的需給機関

ハローワーク

ハローワークは、未経験者に厳しいともいわれます。ほぼ3年更新の期間雇用の社員となりますが、毎日のように窓口に相談に来られる求職者のお相手ができるとなると、まさに、キャリアコンサルタント試験で得た面談スキルが活かせることでしょう。2級技能士以上の資格があると、初心者(未経験者)でも、採用されやすくなることもあるようです。

5.高校・大学の就職支援センター

高校・大学の就職支援センター

高校・大学の就職支援センターです。こちらは比較的「キャリアコンサルタント」狙い撃ちの求人があります。就職を控える学生さんの支援ということで、やりがいもあり、人気のポジションです。それゆえ、求人が出るとすぐに埋まってしまうこともあります。

一方で、やはり原則としては、リモートワークができない(大学もオンライン授業が減っている)ので、近隣に住んでいる有資格者でないと通うのが大変であり、大学や学校などの近くに住む資格者は有利になりそうです。

また、センター長でもない限り、正社員ではなく、週に2-3回程度のパートタイム勤務になることが多く、他の業務との組み合わせで仕事をしていく必要はありそうです。

6.サポステや就労支援事務所

サポステや就労支援事務所

全国に設置されている若者サポステや、就労支援センターで職員となる選択肢もあります。実は、社会福祉士などは、狙い撃ちで募集はされているのですが、キャリアコンサルタントは「推奨」(Want)レベルの求人となることが多いのが実態です(地域によります)

キャリアコンサルタントもキャリアに関する専門家として、十分に活躍できる職場であり、転職先の選択肢としてはありでしょう。

まとめ

キャリアコンサルタントも自身のキャリアの節目節目で、転職ということもあり得るでしょう。資格を少しでも生かせる新天地への移動も考えてみてもよいのではないでしょうか。

☆この記事の編集者:高橋秀誓👦|国家資格キャリアコンサルタント
キャリア相談スキルシェアサービス『coachee』運営者|人材業界歴約10年。人材業界での経歴は大手人材会社パーソルキャリアをはじめとして、
人材サービス会社2社経営し、現役でキャリアアドバイスも実施

★この記事の執筆者:りお👦|国家資格キャリアコンサルタント|GCDF-Japanキャリアカウンセラー|Lead Careerにてキャリアコンサルタント受験&活躍支援&Banso Worksにて越境キャリアの支援



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