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年末のあいさつ「よいお年をお迎えください」は大晦日に使わないのがマナー!その理由とは?


いよいよ今年も残すところ、あと4日となりました。
まさに「年の瀬」です。

この時期になると、交わされる挨拶が「よいお年をお迎えください」です。
たまに「よいお年をお過ごしください」という方がいますが、「お迎えください」が正しい表現といえます。

この言葉は12月中頃から大晦日の前日までに使用する言葉です。
つまり12月30日まで使う言葉であり、大晦日には使いません。

「よいお年を」という挨拶の由来は、いくつか説があります。
江戸時代の支払いはツケで行われていて、年末にはそのツケの清算をしなければいけなかったのです。
そんな状況の下で"全てのツケを清算して気持ちよく新年を迎えられますように"という意味で使い出したとも言われています。

それが現在も、"年末の行事を無事終わらせて、よい年を迎える準備を完了してください" と願いを込めた挨拶とされています。

なぜ大晦日には使わないのかというと、大晦日にはすでに新年を迎える準備は終えているので「よいお年を」という言葉は、大晦日には使わないというのが正しいマナーとされたのです。

そのほかの説としては、昔は1月1日にひとつ歳をとる数え年を使っていたので「良い歳を重ねてください」という意味で使ったという説もあります。


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