お菓子の保存ならだんぜん木箱がいい
お菓子の箱はたまたま出来上がった。
はじめは「新しい扉」を作る目的だった。
ちょうどそのころ身の回りで「新しい扉」というワードが飛び交っていた。
新しい生活、新しい仕事、新しいパートナー、新しい趣味などなど、人それぞれの「新しい扉」がそこかしこで開きまくっていて、何かにつけて「新しい扉だな」と言い合っていた。
それを見ていたら「新しい扉」を作りたくなった。
でも、扉だけあってもしょうがないので箱をくっ付けてみて、たまたま最初にお菓子が入って、そしたらその保存力の高さに気づき定着したというながれ。
何の変哲もない、扉の色がちょっと明るいなという程度の出来ばえの「新しい扉」で恐縮です。しかも底板と箱の中心が合っていないという、大工としてどうかと思われる完成度で。。
扉がメインなので何を入れるかなんぞまったく考えずに作った結果、お菓子は箱のなかで積み重ねるしかない。
でもこの、ただの木箱がすごい調湿効果を発揮するのです。
ある日、晩酌であまったお菓子を箱のなかに片付け、しばらくしてからそういえば、、と思い出しおそるおそる食べてみると、あれ?まだサクサクしてる(!)
たとえせんべいでも、1カ月くらい忘れていても問題ないレベルで食べられます。お菓子を一度で食べきらない方にはおススメです。ぜひ作ってみてください。
箱の素材は杉板で、たしかホームセンターで買った野地板(厚みは15mmほど)です。
ドアノブは庭に生えてる木の枝を切ってビスで付けました。
赤丸部分はクギをかこっています。扉よりも存在感を消すため、クギ頭はすべてつぶしました。
クギ頭はつぶすと引っ張り力がかかったときに抜けやすくなりますが、ぱっと見は意匠にもなりますね。心配ならボンドで補強するのもありです。
ちなみに扉の蝶番は板の大きさ(重さ)に対して合っていないのでたまに外れそうになります。
いろいろと完成度はひくいですが、お菓子の保存箱としてはとても気に入ってます。驚きの保存力です。
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