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タイパなんてくそ食らえ!

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◆YouTubeに答えは無い

さて、今日の本題を。

先日、ある人と話をしていたときのことです。
(本人の許可を得て、掲載します)

その人は、話をしていると、

●YouTubeではこう言っていた
●YouTubeで学んだことは、こうだった

というフレーズがよく出てくる方でした。

たしかに、いまは動画の時代。

いろんな情報を

YouTubeやSNSから得る人も多いでしょう。

ただし、

YouTubeがどういう類いのものか、

ということを理解した上で

活用することが大事です

YouTubeをはじめとする動画は、

たしかによくまとまっています。

しかも最近はショート動画を見る人も増え、

タイパ(タイムパフォーマンス)

1つの大事な指標になってきました。

いかに簡潔に言いたいことを伝えるか。

これはたしかに大事ですが、

短くまとめる、ということは

イコール

省かれた部分も多い

ということでもあります。

阪井が「やりたいことの見つけ方講座」を

中止にした理由の1つも

「タイパ」と関係してきます。

ある本を

読んだときのこと。

僕は読んでいて面白いなと思ったら、

その本の巻末に書かれている

引用先の本も全部読むのですが、

そこで気づいたことがあります。

あれ、この本って引用先の本を、切って貼ってしただけの本だ。

その本は人気があったのですが、

そこに書かれていた内容は、

他の本を引用して、再編集しただけで

著者の新しい意見などはありませんでした。

巷では、

ハーバードのMBAを学ぶ人が読む本100冊を1冊にまとめました!

的な本はありますが、

あちらはそもそも、

まとめ本としての役割を果たしています。

一方、その本は、

著者の新作本として出されていて、

たしかに分かりやすいですし、

よくまとまっています。

でも、まとめ本ですよ、とは書かれていません。

しかも、結構人気のある本で、

YouTubeでも結構取り上げられていました。

そのYouTubeも観たら、

その本の中身を

さらに取捨選択した内容が

簡潔にまとめられて、

語られていました。

僕は別に、

まとめるのが悪いとか

再編集するのがいけない、

ということを言いたいわけではないです。

イノベーションは組み合わせから生まれるので。

そうではなく、

取捨選択されて、簡潔化されたことが答えだと信じてしまう、いまの流れっておかしくね!?

ということを強く、強く言いたい。

だって、

たかだか10分くらいで観たことを、

○○さんのYouTubeではこう言っていた!

と、さも自分の意見のように言うことは、

自分は○○さんの考えに影響された、何も考えていないバカです!

と言っているのと一緒だから。

違う、違う。

○○さんのYouTubeではこう言っていた!

その上で自分はこう思う

この2つが組み合わさって初めて、

自分の考え、意見となり、

これらが複数存在することで

それが自分をつくっていくわけです。

誰かや、何かに

影響を受けてばかりで

流される、相対的な人生だと、

本当中身スッカスカですよ。

中身スッカスカだからこそ

自分を見失い、

色んな自己啓発に

時間やお金をかけているのに、

一向にトンネルから抜け出せないし、

外圧でグシャッと潰れる訳です。

で、また別なやつにお金や時間を使う。

はあ!?

って感じです。

参考材料を得た上で、

じゃあ自分はどう思うのか?

自分はどうしたいのか?

ということこそ、

自分で考える

ということ。

これが自分をつくります。

自分で考えることは

本当、脳から煙が出ますし、

一朝一夕で答えが出るものではありません。

でも、

自分で考えて、考えて、考えて、

産みの苦しみを味わって、

そこから出たものは

形は無くとも、

自分では揺るぎないものとなります。

僕のような専門家ができるのは、

そのサポートだけ。

主役はあくまでも、自分自身。

仕事やキャリア、人生においても、

周りがどうとか、

環境がどうとか、

世の中ではこうだから、

という相対の世界の中で

自分のポジションを見つけようとするのではなく、

自分はこうだから、自分はこうしたい!

があなたにとっての正解のはずです。

このタイパの世の中で、

編集されて、さらに編集されて、

残ったものが答えのように

1人歩きしていまっている。

これは、

人間が自分で考えることを

放棄してしまっているのと一緒です。

これって、やべえって思いません??

そんな危機感から、新しいセミナーをやることにしました。

自分で考え、答えを導き出す形にしました。

ぜひ、楽しみにしていてください。

それでは、

今日も最後までお読みいただき

有難うございました!

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