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新月の夜に、毒親との長く短い祭

今日は山羊座の新月だ。

僕は1月生まれの山羊座だから僕の星座で起こる新月。



そんな夜に1つだけ決めていることがある。



親に家を出ることを伝える。

読んでくださっている方の中にはまだ言ってなかったのかと思う方もいるかもしれない。



今日まで時間をかけたことがいいことなのか悪いことなのかわからない。

でも今日になって良かったとも思う。



新月は物事の始まりをあらわすらしい。



新たなスタートのために僕は今日自分を貫いてみようと思う。



先程、母親に話をした。


今回僕は親に住所などどこに住むかは言わずに家を出る。



そのことを伝えるとやはり彼女は僕を強く口撃してきた。


「幼い」

「大人のやることとは思えない」


感情的に僕に言葉を投げかけてくる。


僕はかなり準備をして今日を迎えている。


結果的に言葉になびくことはなかった。


話が一通り終わると母はこう言った


「パソコンってまだ長く使える?」


彼女は僕がいなくなることでパソコンを直す人がいなくなることをまず心配したらしい。


そこから身辺調査のラッシュだった。

「何か持ち物はいるか」

「家賃は?」

「本当に1人か?同棲ではないのか?」

どうしても僕の身辺を知りたいらしい。


僕は部屋に戻りベッドに横たわった。


眠るわけでもなくただ横たわった。


やはり僕はまだ親の呪縛から逃れられていないらしい。


話をすることに異様に消耗してしまう。

反旗を翻すこと。

自分を通すこと。

そんな当たり前のことに僕は疲れてしまう。



夜になり、父親とも話した。

彼も相変わらずだった。

口撃もしない。

でも何も質問もしてこない。


相変わらず何を考えているのかわからなかった。



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話が終わり、このnoteを書いている。


終わってしまえば、なんてことない物である。


この数日僕は今日のことを強く意識しながら生きていた。


体調も悪かったし、何かの因果かなとも思った。




「人生なんて飽く気ないね。まして若さはあつちう間」



椎名林檎の長く短い祭という曲の一節。


最近、人生は短いんだと感じることが増えた。


先日一人暮らしの長い友達と話したのだが、


やはり若いときに経験しておくといいこともたくさんあるのだなと思った。


今僕は30歳。


1ヶ月も経たずに31歳になる。


時間は無駄にしてはいけない。


人の時間も、自分の時間も。


だから今できること、やりたいと思うことに全力で取り組むことが必要なんだと思う。


生きることは大変なことも多いと思う。


思い通りにいかないことばかりだ。






でも今回僕は2019年という時間を賭して一人暮らしを手に入れた。




今日親に報告したことで、それを実感できた。



今、不安がないかと言われれば嘘になる。



実家というものに甘んじて生きてきた人生だった。



不安というより、死への恐怖のようなものがある。



自分で自分の命を選択する。



それは僕にとって幸福であり、恐怖である。




選択の自由。

自分という存在を自分で決断できる。

嬉しいことだ。

いい年末だと思う。

ゆっくり。

歩き続けられるように準備しよう。



新月の夜はとても静かだった。

部屋で横になっていると雪でも降っているみたいだった。



新しい家は川が近い。

今までできなかった散歩とかもできるのかな?

そんなことに胸を躍らせている。


それでいい。

楽しいことを考えよう。


年末までいくつか予定がある。


久しぶりに会う仲間もいたりしてうれしい。


無理せず。

焦らず。

歩き続ける。


そんな来年を迎えたいと思う。



読んでいただきありがとうございます。

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