日本のキャンピングカーと車中泊市場の現状と今後の可能性を考える!
こんにちは、野瀬勇一郎です。今回は、日本のキャンピングカーと車中泊市場の現状について詳しくお話しし、今後の可能性についても考察していきたいと思います。キャンピングカーや車中泊に興味がある方、これから始めたいと思っている方にとって、役立つ情報をお届けしたいと思います。
1.日本のキャンピングカー市場
①保有台数と市場の売上
日本のキャンピングカー市場は、ここ10年間で大きく成長しています。以下に、過去10年間の保有台数と市場売上の比較データを示します。
2012年: キャンピングカー保有台数は約8万台、市場売上は約300億円。
2023年: キャンピングカー保有台数は約15.5万台、市場売上は約1,054億円(出典: 一般社団法人日本RV協会 PR TIMES)。
この成長の背景には、キャンピングカーの普及とともに、アウトドアブームや新しい旅行スタイルの需要が高まったことがあります。特に2023年には、キャンピングカー関連市場が前年比107%の成長を遂げました。また、コロナ禍において密を避けた旅行手段としてのキャンピングカーの需要が急増しました。
2.車中泊車両の市場
①車中泊車両とは
キャンピングカー以外にも、8ナンバー以外で車中泊ができる「車中泊車両」が存在します。これらの車両は、特にアウトドアや旅行を愛する人々に人気です。車中泊車両は、キャンピングカーほどの設備は持たないものの、手軽に車中泊を楽しむことができるため、多くの人々に利用されています。
②市場の規模
日本には約120万台の車中泊車両があるといわれており、その市場規模も非常に大きいです。これらの車両は、ミニバンやSUV、軽キャンパーなど、多岐にわたる車種が含まれます。車中泊を楽しむための改造キットやアクセサリーも豊富に揃っており、市場はますます拡大しています。
3.車中泊の統計と傾向
①車中泊の経験者
車中泊の経験者は日本で増加傾向にあります。およそ3人に1人が車中泊をしたことがあり、特に運転頻度が高い人や月に1回以上定期的に運転をする人の割合が高くなっています(出典: goo-net)。また、男性の経験者の割合は約42%と高い結果が出ており、一方で女性の60%は「したことがなく、今後もしたいと思わない」と回答しています。
4.今後の可能性
①持続的な成長
キャンピングカーや車中泊車両の市場は、今後も持続的な成長が見込まれます。特に以下の点が成長を支える要因となります。
アウトドアブームの継続: 自然と触れ合うアウトドア活動への関心は高まり続けており、キャンピングカーや車中泊の需要は引き続き高まるでしょう。
働き方改革とリモートワーク: 働き方改革やリモートワークの普及により、キャンピングカーを利用したワーケーションが注目されています。
観光需要の回復: コロナ禍が収束しつつある中で、観光需要が回復し、キャンピングカーを利用した旅行が再び人気を集めることが期待されます。
②新しいサービスの展開
キャンピングカーや車中泊市場において、新しいサービスの展開も進んでいます。例えば、キャンピングカーのシェアリングサービスや、車中泊専用の駐車場の増設など、利用者の利便性を高める取り組みが行われています。これにより、より多くの人々がキャンピングカーや車中泊を楽しむことができるようになるでしょう。将来的には自動運転なども当たり前になれば車中で運転以外に、仕事、食事、娯楽、睡眠などが当たり前にできるようになるでしょうか。
5.まとめ
日本のキャンピングカーと車中泊市場は、ここ10年間で大きく成長し、今後もさらなる発展が期待されます。キャンピングカーや車中泊車両の普及により、私たちの旅のスタイルはますます多様化し、自由で豊かな時間を過ごすことができるようになります。これからもキャンピングカーや車中泊を楽しみ、人生を少しだけ豊かにできたらと思います。
文責:野瀬勇一郎
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?