お酒の話

突然ですが、私はお酒が好きです。
なんなら人よりも少しお酒が強いようです。
友達が作った「ウーロンハイ工場」というメンバーに加入し
店の烏龍茶をなくす、というぶっ飛んだ活動をたまにしています。
インスタのストーリーに3日に一度くらいはお酒の投稿をしてしまいます。

さて、なぜこんなに私はお酒が好きなのか。
ふと考えました。
今日も極寒の中、地元のサッカーチームの応援をしながら
キンキンのビールを決めるほど、なぜ私はお酒を飲むのか。
ひとり、いつもの居酒屋でビールを飲みながら綴っていこうと思います。

お酒のファーストインプレッションは東京での学生当時
働いていたキャバクラでの印象が強く残っています。
「飲めることが正義」一言でいうとそんな感じです。
その時のキャバクラは小悪魔ageha全盛期、キラキラした夜の街で
髪の毛を高く積み上げた盛り髪とバサバサまつ毛が正義だった時代。
私は髪こそ盛りませんでしたが、バサバサのまつ毛でドレスを着て
お客様に接客していました。
今思うと笑っちゃいますが、その当時は女子大生もキャバで働くことは
そんなに珍しいことではなく、いろんなタイプの子がいた気がします。
私ももちろん例外ではなく、単に短時間で稼げておしゃれができる
という理由で働いていました。

私の接客スタイルはお客さんと友達のように喋る、といういわゆる
「色恋営業」(擬似恋愛や恋人同士のような接客方法)とは正反対の
接客スタイルをとっていました。
その時に、絶対欠かせないのが「お酒」であり「乾杯」でした。
大抵の人は「乾杯!」というとグラスを持ってこちらに来てくれます。
そして「お酒」という共通点で会話が生まれます。
そして何より当時のお客様は私が飲むことにとても喜んでくれたのです。
飲めば飲むほど盛り上がるし盛り上がってくれる。
多分、若い子がグッと飲んでくれる光景が面白かったのだと思いますが笑

お酒って不思議です。
それまでなにも接点のなかった2人がお酒を介して話が弾みます。
特にテーマを決めたわけではないのに、なにが話ができちゃう。
オチのない話も不思議と笑えてしまう。
飲み始めた時には静かだったあの人もお酒が入ると陽気になる。
ただ飲んでいるだけなのに褒められて、盛り上がる。
そういう雰囲気がとても好きになり、お酒が好きになりました。

そう思うと、私は「お酒」そのものが好きというよりは
「飲むことによってできる雰囲気」が好きなのかもしれません。
実際、私は自宅で晩酌をほとんどしません。
お酒を飲む時は99%、どこかのお店で飲んでいます。
それがたとえ1人でも、居酒屋で美味しいご飯とお酒を楽しみに行きます。

酔っ払うと大体テンションが上がったあと電池が切れて寝るか
ずっと歌い続けるのが私の酔い方なのですが
幸か不幸かそれも呑兵衛のみんなに受け入れられて
今でも朝までお付き合いいただくことがあります。
また、地元新潟にはまだ「飲みニケーション」の文化もあり
営業時代に担当の居酒屋さんで、お酒を飲みながら仕事の話ができたのも
私にはとてもありがたく、いろんなご縁がありました。
お酒を通してできた繋がりは今でもたくさんあります。

ここまで書いてすでにビール2杯とお茶ハイを2杯消費しましたが
つまるところ私にとってお酒は人を繋ぐツールであり
もはや私のアイデンティティの1つだと思いました。
1人っきりで飲むのではなく、誰かと楽しんで飲むこと。
今までなかった縁を作ってくれるもの。
私を定義づける1つのツール。
それがきっとお酒なのでしょう。

これからも自分のキャパと次の日の二日酔いと戦いながら
楽しくお酒を通して人との繋がりを増やして行きたいと思っています。
あくまでもお酒は適量、ほどほどに。
これは長年の経験から言えることですが、自分で自覚するくらいの
「あ、今、私酔っ払ってるな」で一旦休憩することが大事です。
おばあちゃんになってもビールの中瓶をポーンと開ける
そんなファンキーおばあになれるよう、今日も楽しく飲みたいと思います。

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