10.就活も人生も、一本道ではない
キャリアの語源が「轍」、すなわち車輪の跡というのは有名であるが、まさに人生は車輪の跡のように続いていく。
私たちはどうしても、目の前に理想的な道が現れることを待つ。だが、道は待つのではなく、あなた自身の足で歩くことによってできる。つまり、歩くこともまた「轍」、キャリア形成につながる。
哲学者のフランシス・ベーコンは、ビジネスを道にたとえてこう語った。
「最短の近道はたいていの場合、いちばん悪い道だ。だから最善の道を通りたければ、多少なりとも回り道をしなくてはならない」