見出し画像

個人事業主としてはじめての確定申告

開業初年度2022年分の確定申告が完了しました。
気がついたことをまとめておこうと思います。個人事業主として、きちんと管理し申告をするためには、様々なことに注意が必要だなあとあらためて思いました。
そして、個人事業主とはいえ、いち個人事業主なのだとあらためて身の引き締まる思いです。
私は、20年程前にお仕事で経理業務を2年程経験、10年程前に大学3年次に編入した際に簿記を少し勉強しましたが、今回少し役に立ったように思います。

※念のためお伝えしておきますと、税務の専門家ではありませんので、あくまでも個人的見解となりますことをご了承ください。2022年分の確定申告についてのお話となります。

**************

まずは会計ソフトを選択

私はマネーフォワードクラウドを利用することにしました。
一般的に個人事業主の方は、そのほか、freeeを使っていらっしゃることが多いです。いずれもクラウドソフト(ソフトウェアをパソコンにインストールする必要なし)。マネーフォワードかfreeeか。私もfreeeと迷いました。結果、freeeは過去に事業会社で利用したことがありましたので、個人事業主としてはマネーフォワードにしました。家計簿アプリのマネーフォワードMEを使っていたことが大きいと思います。

開業届と青色申告承認申請書を、事業開始日から2か月以内に提出が必要です。2022年1月当初は、正社員として就労、キャリアコンサルタントとして副業状態だったのですが、開業届のことはすっかり頭から抜けておりました。ちなみに開業届は出すべきものですが、万一出すことを忘れていても確定申告をする必要があります。ただし、青色申告をするには、事前に税務署に申請して承認を受けなければなりませんので注意が必要です。青色申告は税務上のメリットがあります。
いずれも3月に気がついて急いで開業届と青色申告承認申請書を提出しました。ギリギリでした。


経費の入力

副業から始まったのですが、8月に社会保険労務士事務所を開業しようと決めたので、そのころからでしょうか。マネーフォワードに経費を入力し始めました。7月頃までは経費もほとんどなかったため、念のため必要だろうなと思った領収証、レシートだけ保管することは意識していました。


売上の入力

8月から徐々にお客様とご縁がありご契約させていただき、報酬を頂くようになり、売上の入力を開始しました。それと同時に請求書もマネーフォワードから作成しはじめました。源泉徴収税を意識することは必須でした。


退職時の源泉徴収票

私の場合、2022年7月末で正社員を退職しました。のちの確定申告には必要との理解がありましたので、退職時にいただいた源泉徴収票は大切に保管していました。


銀行口座

事務所用の銀行口座の開設となるかと思いますが、私はほぼ利用していなかった銀行口座が既にありましたので、そのまま開業からこれまでその口座を利用しています。ほんとうは屋号をつけたいのですが、いまのところつけておりません。


クレジットカード

上記銀行口座系のクレジットカードを作成しました。
一応仕事の支出はこちらのクレジットカードを使うようにしておりますが、2022年中は、私用のクレジットカードでの事業用支出が正直混在しておりました。ただし、マネーフォワードではきちんと入力しておりました。この場合、支出の相手勘定科目は事業主借を使っていました。

生命保険料、地震保険料、社会保険料、寄付金控除などの証明書

年末近くになりますと、これらの証明書がパラパラ届くようになります。とりあえず保管。そして、そろそろきちんと確定申告の準備をしなければ、できるかなと少し焦りはじめました。

マイナポータル

個人事業主になりますと、国民年金や国民健康保険に加入されるかと思います。そして、ふるさと納税をされる方も増えてきていますが、マイナポータルと連携するとそれらは自動連携してくれるので、いついくら払ったかななど確認する手間が減るのでとても便利かと思います。生命保険や地震保険も各会社と連携しています。今回はじめてそれを知りました。こちらも便利です。
ICカードリーダー、QRコード、スマートフォンでログインが可能ですが、いずれも準備が必要なので、マイナポータルのホームページで確認をします。
わたしは、ICカードリーダーを以前に購入していたので、ICカードリーダーを利用しています。
ただし、ふるさと納税の自治体によっては、連携されていない自治体があるためその場合は手入力が必要です。私はその自治体に該当したので、手入力をしました。
確定申告する流れとしては下記のようになります。
マイナポータル →国税庁の確定申告書等作成コーナーで申告書を作成 →e-Tax

しかし、私はここまでやってみたのですが、結局、マネーフォワードで申告書を作成したので、マネーフォワード側で入力を行うことに。

マネーフォワード内で確定申告書を作成 →e-Tax
という流れになりました。
マイナポータルでは、金額の確認のみです。

e-Tax

混雑している税務署に出向かなくてもいいし、添付資料提出省略、青色申告控除額が最大65万円など、e-Taxを使うメリットは大きいです。
2023年の1月に入ってe-Taxの準備をはじめました。マイナンバーカードは持っていたので、ICカードリーダを使ってアカウント登録をしました。
実際の確定申告の流れは、マネーフォワードで申告書を作成して、そのデータをダウンロードし、作成したデータをe-Taxで読み込み、データを送信となりました。

まとめ

マネーフォワードで毎月おおまかに入力し確定申告に備えていたつもりだったのですが、実際、残高試算表や繰越残高などをみて、あれこの勘定科目でよかったのか?、あれなぜここがマイナスなの?、あれなんかおかしい?、と様々気がついて、確定申告前にマネーフォワードの入力を修正したところが多くありました。例えば、Amazonショッピングサイトでの書籍購入や、携帯電話の家事按分などの入力を失念していることに気がつくなどありました。また、開業前に支出した事務指定講習費用、社労士の登録費用など開業費の計上もこのタイミングで思い出し入力しました。
まだまだ個人事業主としては駆け出しだったので修正に時間はかかりませんでしたが、この反省をふまえて2023年は月次決算を大切にしたいと思います。
とりあえず、事務所第1期の確定申告が終わってホッとしました笑



この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?