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初めての転職を決断した理由は若気の至りだったのか?(店長補佐/サブリーダーになる前の数ヶ月:後半)

転職エージェントが綴る。自分が転職する前の物語の4話目に入ってきた。冒頭から謝ります。長くなりそうでごめんなさい。自分の経験を棚卸するキーワードだけであれば、1話目に記載をしている職務経歴書で事足りるよね。文章にすれば時系列で理解できるから。

でも、その中身を語ろうとすれば登場人物やその時の想いや葛藤等、色々なものが溢れてきて語りだすと止まらなくなる。これでもかなり短くはしているからね。本当は語りたい方も沢山いるんだけど相当絞っているよ。4話目後半では、もう少し私の変化と34歳の中途社員の先輩との切磋琢磨を伝えたいと思う。

一番に伝えたいのは、仕事が面白くなってきて楽しくなってきたという事。Twitterでは語っているんだけど、学生時代の勉強も中途半端、スポーツも中途半端で完全燃焼とか思いっきり必死で何かを成し遂げたことが無い人生を歩んでいた。今は恥ずかしいとは思わないけど、その部分は当時は引っかかっていたと思う。

でも、眼鏡の販売という仕事。そして、仲間と働くという事。凄く楽しくなってきて、遅刻魔だった私が早朝から勉強したい事があるとカギを借りて出勤をしたりしていたよ。

多分信じられないと思うけど、休みが楽しみだった私が休日明けの仕事が楽しみになっていた。完全にのめり込んでいたという感覚だと思う。こんなこともあるんだなって実感したし、人との出会いで変わっていく自分が少し楽しみに思えていたのもこの時期だった。

ここから、34歳の中途社員の先輩との話に戻すね。私は22歳、先輩は34歳、私はこの人に勝ちたいと思っていた。無謀かもしれないけど、やる気になっていた私は数字面で勝ちたい。そう思って販売も検査も必死で学んでいたし結果も出そうと腕を磨いていた。ただ、相当、凄かった。全国でもトップクラスの販売力で新人の私がどんだけ成長しても短期間では勝てなかった。ただし、多くの事を学んだし新卒や若手の中では私は相当成長していた事は後で気付く事になる。

◆学んだ事
・お客様には良いものからご提案する事。お客様に対して安いものから勧める事は失礼にあたる。

・目標数字に関しては高めに設定する方が良い。そうすれば結果として、高い実績が出せるようになる。

・チャレンジできるものはどんどん積極的にやれば良い。失敗したらどうしようとか考える方が勿体ない。

・自分が出来ると思ったら、何でもできる。自分に限界を作るのはいつも自分自身だ。

・お客様の財布の中身はお前には分かるわけがない。だから勝手に予算を自分で決めるな。良いものだと思ったらお買い上げになる。予算はお客様が自分で決めるもの。

一部ではあるけど、こういった事をみっちりと学ばせて頂いた。仲の良い先輩後輩という関係よりは私もバチバチでライバル視をしていたので、後日談として本社から来た当時のブロックを担当していた課長が先輩と私の眼を見て、あいつらは目つきが違う。という話しをしていた事は後で聞いた。それだけ、鬼気迫る想いで真剣に仕事をしていたと思う。

また、自分の事だけを追求していたわけでは無くて、月間目標を毎月達成するぞ!そういった温度感で全員で仕事をしている事が小売店ならではの良さだと思う。そこには役割分担がある。私はフロアに出て販売・検査を軸に売上を作っていく役割。その反対側では眼鏡の加工をメインとしてフロアより加工場でお客様の眼鏡を作っている先輩方がいる。こういった全体プレイで店舗は円滑に運営をされているもの。だからこそ、全員の力なくしては店舗の売上げ目標の達成は難しい。

ある月の出来事が今でも脳裏に焼き付いている。前半でも語ったように、完全燃焼とかやり切った経験が無かった。でも、社会人になって初めて楽しさを感じたことがある。それは、店舗全体の月の目標金額に対して残り少し・・・という状態で、私の販売した金額が最後にプラスとなって見事目標達成という結果に繋がった事があった。

その時に先輩から「坂本さん!店長に電話で報告したらいいよ」そう言って下さり私は店長に「やりましたよ!」という勢いのある言葉を伝えた事を今でも覚えている。「よくやった!」という言葉が嬉しかった。自分がこんなに熱くなれる事ってあったんだな・・・仕事って面白いな。それが学べたのは人との出会いがあったからだと確信している。こうして、一般職時代を思いっきり駆け抜けて、次は店長補佐/サブリーダーとして店長の下でマネジメントも含めた仕事を行っていく事に繋がる。

最後に、私の過去の事を書いたページがあるから興味がある方は見て欲しい。学生時代の失敗、アルバイト時代の失敗、失敗だらけの内容だけど、そんな経験が自分らしいと今は思えている。バイト時代の少し尖っている写真とか髪を染めてベースを弾いている写真も入れてる。今とは別人だと思うけど人間色々とあるよね(笑)という事も伝える事で誰かの自信に繋がったらいいなと思っている。

まだまだ、物語は続いていくけど、今回はここで終了。最後までお読みいただき、ありがとうございました。(次回、店長補佐/サブリーダーとしての前半に続く。)


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