見出し画像

クラウドソーシングのサイトで発注したが、納品をしてくれない!発注した金額も返ってこない??

社内でエンジニア、デザイナーがいないため、誰かに頼まないと、、、そのような悩みを抱える企業も多いと思います。(うちの会社もそうでした。)

企業に依頼すると高いし、派遣を受け入れるにも社内にわかる人がいないし、ディレクションと実装できる人を探さないと、、、

と思い立つ中で一度は考えるクラウドソーシング。CrowdWorksや、ランサーズなど、便利なクラウドソーシングのサービスがありますね。

この記事をご覧になられた方の中には、実際にそのように考えて発注をした方もいると思います。

私が直面したトラブルを事例として紹介致します。

色々な人に会ってもやっぱり失敗する

グラウドソーシングを行うにあたり、本当にさまざまな人、会社にお会いしました。企業数は20社以上、個人でも20人以上。
その中で、実績、納期、金額などの折り合いがつく方に発注しました。

評価が高いデザイナー、コーダー、エンジニアを個人でそれぞれ発注し、要件を打ち合わせしいざ発注!
実際に案件も進み始め途中で進捗連絡を受けながら進めました。

途中で暴言を吐かれて仕事放棄された

デザイナーの方とのやりとりを行う中で、作りたいものがうまく伝わらず、意思疎通ができない箇所出てきてしまいました。
修正を想定より多く依頼してしまった際に相手がプッツン。暴言を吐かれて仕事を放棄されてしまったのです。

開発は中断し、新しいデザイナー探しから、コーダー探しまで行わないといけなくなりました。

問題点は?

こちらは別でまとめますが、一言でいうと、

要件定義ができていなかった

ことに尽きるかと思います。

お金がクラウドソーシングサイトから返ってこない?

私が利用したクラウドソーシングサイトは、発注の際に事前にデポジットする仕組みを取っていました。
業務が完了した段階で、サイトから受注者に支払われます。

このデザイナーさん、業務を放棄したのちに完了報告を求めてきました。(お金を満額払えということです。)

コーディングのデータの納品までな契約だったものの、デザインデータも納品されていないという状況でした。
あるのは打ち合わせでつかったPDFデータ数枚のみ。。。

これでは支払いできないという旨を伝えると、さらに訴えると脅されてしまいました。

クラウドソーシング運営企業に問い合わせたところ、「契約後のやりとりはすべてそちらで対処してください。返金は致しません。

とのことでした。

弁護士に相談

訴えると言われてしまったので、弁護士に相談しました。

クラウドソーシング案件を扱ったことがある弁護士を探し状況を説明。すると、これは全く支払う必要がないという見解になりました。

デザイナーの住所も分からなかったため、クラウドソーシングサイトに、弁護士経由で事情を説明し、返金の依頼をしました。

クラウドソーシングのサイトは最初強気でしたが、弁護士から再三の連絡を行い、、、交渉開始から2週間ほどでサイト側から内容証明の送付を依頼され、弁護士経由でクラウドソーシングサイト側に送付しました。

10%の手数料と、弁護士費用を払って解決

それでも返金には応じてもらえず、「次回発注時の資金へ充当します」という回答が、、、

それは全く望んでいなかったので、改めて返金依頼を弁護士経由で行いました。(途中で返金をしないことに対する訴えをする旨の連絡も書面で送付しました。)

最終的に「数ヶ月後に返金する。翌月返金希望なら手数料10%払え
ということになり、即金にしたいため為に手数料を支払って解決しました。

弁護士費用が10万円が超、手数料が8万円の出費となり、、足掛け4ヶ月程度かかりましたが、なんとか返金をしてもらうことができました。(解決とは言えないですね、、、)

肝心のデザイナーは、弁護士経由の連絡で、訴えるという意思もなくなり終了しました。

誰がいいエンジニア、コーダーかを見てくれるサービスがほしい

クラウドソーシングで発注するにあたり、どんな人にどう発注すればいいかわからないものです。

スキル面で口コミを見たとしても、高評価だからといって今回のようにトラブルになってしまうことがあります。

どんな要件か、どんなエンジニアやデザイナー、コーダーに依頼すべきかを見てくれるサービスがあれば使ってみたいなと、強く感じました。
(もしそういったサービスがあれば教えていただきたいです。)→今自分でそういったものを作るために奔走中。

ディレクションまで含めるとなると、企業に発注する必要が出てくるのが現状です。

そうすると資金がないベンチャー、中小企業はITへの投資ができないということになりますね。資金の必要性を痛感。。。

中小やベンチャーでシステム開発をしようとする企業の皆様は、

システム開発をしっかりやりきるにはお金がかかる

ということを認識していただき、安かろう悪かろうの発注にならないようにプロジェクトを進めてください。

少しでもみなさんの仕事がうまくいくことを祈っています。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?