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#09 入道雲について

雲を眺めることがすきな子どもでした。夕方の小学校のグラウンドから一人で雲に形を見出していたことが懐かしく思い出されます。

刻一刻と姿を変えて同じ形にならない雲にはかなさを感じることはいまでもあります。

特に入道雲がすきです。瞬く間に上へ上へと伸び続ける、芸術的に感じられる雲の凹凸を眺め続けるのがすきです。

雲に形を与えることができるのは、自分だけなのだと思います。

ある人が見れば巨人、ある人が見ればオオカミ、ある人が見ればゴリラ。

そんな雲もあります。

雲に形を与えるのは、自分の気持ちなのかもしれません。

楽しいときは明るく見え、つらいときには暗く見える。楽しいときには弾んで見えて、悲しいときには泣いているように見える。

雲をみたとき、どんな気持ちになりたいかで、自分の未来を決めてしまうのも、おもしろいかもしれません。

いつまでも、純粋な気持ちで雲を見つめられる人でありたい。

それでは、また。

2019年7月8日
ハワイ・カウアイ島にて

最後まで読んでいただきありがとうございます。