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春だから「自分を大事にすること」からはじめてみよう

こんにちは。キャリアコンサルタントの松岡澄江です。
春は、いつも気持ちがウキウキしてうれしくなる季節。私が3月生まれだからということもあるのかも。
そんな春、なにか新しいことはじめませんか?

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何をはじめるかを自由に考えるのは自由

子どもの頃は、「何にでもなれる」と思っていたのに、少しずつ成長して大人になって、はたらくようになって、さらにだんだん歳を重ねると、気がつくと自分の世界を自分で狭くしてしまっているなと思うことがあります。やりたいことよりやるべきことが増えて、時間はあっという間に過ぎ去っていく。何か新しいこととか仕事ではないことに取り組みたい気持ちがあってもあきらめることが増えていき、さらにはあきらめたことに言い訳をするようになったり・・・

「もういまさら〇〇はムリだわ~」

先日ある方から「今は人生100年時代でしょ?この先も長いんだから今から始めても70代になれば20年の実績になるんだよ」と言っていただいて、ハッとしました。勝手に言い訳して、自分で可能性を狭めていることに気がつきました。

私は今月で55歳。これから新しいことをスタートしても、まだ何十年かは携われるのです。そう考えれば、臆することはないんですよね。大人になると頭の中で『できない理由』をつい考えてしまいます。でも今年の春は、そんな考えは一度棚の上にあげて、心を自由にしてみようと思いました。

「今、なんでもできるとすれば、何がしたいだろう?」

まったく新しいことに挑戦してもいいし、以前やっていたことを再開してもいい。自由に考えるのは自由です。自分の心が動くことを探してみましょう。

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気持ちが動くことを探してみる

日頃キャリアコンサルタントとして面談する中で、「やりたいことが見つからない」と悩む方のお話をずいぶん聞いています。お仕事に関する「やりたいこと探し」についてはこちらの記事で書いていますので、よろしければ読んでみてください。

最近はまるで、やりたいことがないといけないような世の中になっていて、やりたいことがない自分はダメな人、能力がない人のように受け止めている方も多いんです。

「やりたい」というのは、欲求や動機、希望につながっていることなので、フツフツと湧き上がってくるとか、突き動かされるような衝動とか、あこがれとか、心の中の動きが伴うことだと思います。だからやりたいことを無理やり探すのは、考えてみれば不思議なことなんです。

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仕事以外のことも同じで、「春から何かを始めよう!」と思ってみても、ちょっと思い浮かばないなぁ~という人もいると思います。私もその一人です。「特にやりたいことないなぁ~」と思えば、無理をする必要はないのですが、「何か新しいことに取り組んでみたいなぁ~」と思うなら、いくつか考えるための視点を挙げてみますので試してみてください。

・仕事で関わっていることと真逆のものに触れる機会をつくる
私は普段「ヒト」に関わっているので、「モノ」に興味を向けてみます。でも実際は「モノ」にはトンと執着がなく、むしろ少ないモノで暮らしたい方なので何かが増えることは好みません。何かを創るとか集めるとか、そういうことではない方がよさそうです。

・過去に中途半端で終わっていることをもう一度やってみる

これまでやってきたことで、興味のあることは、『旅』ですね。海外ではなく国内のまだ行ったことがない場所をいろいろ旅したい。その土地の歴史やいろんなことを知りたいです。

・子どもの頃にあこがれていたものをやってみる
子どもの頃あこがれたものといえば楽器がひけるようになること。「自分で音楽が奏でられたらステキだろうなぁ~!ピアノもいいけどサックスもいいなぁ~」とあこがれます。あとはスポーツ。子どもの頃の部活で水泳をやっていたので、それを再開するのもいいリフレッシュになりそう。泳ぐのは気持ちいいですし水の中にいる自分は好きでした。

『あこがれ』や『気持ちいい』『知りたい』等、心が動くことをベースに考えてみると、いろいろ思いつくものですね。

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ちゃんと自分を大事にしてみよう

さて、では何から?と考えて、ふと現実に戻ります。私は「モノ」ではなく「コト」に興味があるようです。これらは行動が伴うのでタイミングも考えないといけません。今はコロナ禍。旅は少しおあずけですし、施設や教室に通ったりするのも、もう少し感染が落ち着いてからかなと思います。新しい「コト」は、楽しみとしてとっておきますね。

では、今すぐできるのは何かな?

実はこの春からやろうと心に決めたことがあります。それは『自分を大事にする』です。先ほどあげた「やりたいこと」と違って、自分の心持ちひとつではじめることができます。

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先日お取引先から、急遽ピンチヒッターを探していると連絡が入りました。その日はプライベートな用事がすでに入っていました。「なんとかできなくもないな・・・」と頭をよぎります。その時もう一人の自分の声がしました。「せっかくその日に入れた用事じゃない、もっと自分を大事にしようよ」と。結局オファーはお断りして、自分の本来の予定を優先しました。それがとても良かったと思っているんです。

できている人にしてみれば当たり前のことだと思います。でも今までの私なら「声をかけてもらったことに応えたい!」と、きっと自分の予定を変更してなんとかしようとしたと思います。

でも今回は、ちゃんと自分を優先して大事にできたことが、少しうれしかったんです。

この春からは、自分を大事にしよう!

この春、まずはそこからはじめたいなと思っています。


・著書紹介


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