40歳を過ぎても「勉強しているの？」と聞いてくる母の存在

こんにちは😁

個人のキャリアデザインや組織開発を支援している山本(@pariporin)です。

私の母は今年、70歳になります。

昔から多趣味で、折り紙、陶芸、人形作り、料理、合唱、書道、水泳、ちぎり絵、ステンドグラス…ちょっと思い出してみただけでも複数の習い事をしている人でした。

性格は明るく、知り合いも多い。
一緒に買い物に行くといつの間にか居なくなって、なにか手に持って現れる。

サザエさんみたいな性格の持ち主です。

そんな母の口癖は、

「勉強しているの？」

小学生の頃は「宿題やったの？」と言われるのが何故か本当に嫌で、凄くストレスに感じていました。

ちょうどいまやろうとしていたその時に、

「宿題はやったの？」

と言われるあの感覚。今では中々感じられないけど、不思議に宿題へのモチベーションが一気に下がっていきました。

だから？なのか宿題をやらずに学校に行くことが多く、
先生によく怒られていました（笑）

学生時代だけではありません。

大学院を卒業し社会人になってからも、月に1回は電話をしてきて、

「あなた最近何か勉強しているの？」

と聞いてきました。

30歳を過ぎても「勉強しているの？」と親に聞かれるとは思っていなかったので驚きましたが、その時、特に何も勉強らしいことをしていなかった私は、少し申し訳ないような気持ちになりました。

母は続けてこう言いました

「お母さんは英語と中国語の勉強をはじめたよ。オリンピックで外国人の人達がたくさん来るから道案内くらいできるようになりたくて」

母は宮城県内の市立女子校出身で、学歴は高くありません。

それでも何事にも興味を持ち、様々なサークルに参加し知識を増やしていく姿を見ていると、本当に学歴なんて関係ないなと思えます。

先日電話してきた際に、

「今は何の勉強しているの？」

と聞かれたので、

「たくさん本を読んでいるよ」

と答えたところ、すごく嬉しそうにしていました。

ちなみに母は今、虫の勉強をしていると言っていました。

駆除業者に依頼する前に予防措置ができるようになるため、害虫駆除の知識を得ようとしています。

父は50歳を過ぎてからはじめたマラソンで、今も自己記録を更新し、母は70を過ぎても新しいことを学ぶ意欲を見せてくれています。

勉強する事に年齢も学歴も関係ない。

早いほうが良い。かも知れませんが、遅いからといってあきらめる必要も無い。

そんな事を身をもって教えてくれる二人の存在を大切にしたい。と思いつつ。何故か電話で長くなるとつい、イライラし「もう少し優しくしてあげたらいいのに」と後悔する山本でした。

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