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読書記録3 RANGE 知識の「幅」が最強の武器になる

ちょっと分厚めで読むの躊躇しながらもハマりました。


子どもには(専門特化した)早期教育は考えていなかったけれど、この本を読んで子どもだけではなく自分自身も、まだまだこれ!と決めず、人生寄り道しまくっていいんだ、と思えた。

多くの人物経歴から語られる「幅」の重要性。

時間、金銭面、、、なるべく無駄を削除して効率的に、最短ルートで、自分の生きる道を選択したい、と思う人は多いだろうし、私自身も早期に自分のやりたいことを見つけて突き進んでいる人に憧れている。

もちろん、タイガー・ウッズのように、運命的に専門分野と出会い、その道で生きていく人生もある。

けれど多くはフェデラーやゴッホのように、色んな道を行きながら、ようやく自分の専門にたどり着く人生なのだ、ということを数々のエピソードで教えてくれる。

私が1人ではなく、「誰か」と「何か」したいとぼんやり思うのも、そんな幅を求めてかもしれない。

キャリア教育、という観点から考えても、
今ある仕事にしても、ない仕事にしても、この世界の状況を幅広く知っておくということは大切だし、
自分が選んだ道がもし間違っていても、他の道もあるんだという支えにもなる。

垂直に深く深く、だけでなく、水平に広く広く。
そのバランスがクリエイティブを生む。
三人寄れば文殊の知恵、的な?

早期教育が悪いわけではなく、早期に試行錯誤、幅広く経験を積むという「早期教育」ならば大歓迎。

そして同時に「遅めの専門特化」でいいんだということ。

何でも早けりゃいいってもんじゃない。

人生100年時代だからこそ、もっとぐるっと回り道しながら、知識の幅も深さもあるおばあちゃんになることを目指そう。

今すぐ見つからなくても、何か始められなくても、昨日より明日、自分が進めてたらいい。