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読書記録2 変わらない「働き方」の本

今日はこちら。

2013年の本だけれど、この頃の「未来の働き方を考える」と、今出版されている同じような本の内容に大差ないなぁというのが初めの感想。

就職をした時、働くことは「人生を楽しむ為のツール」だと考えていたし、新卒入社して数年はまぁまぁ楽しんでいたと思う。
ギャーギャー同期と愚痴も言いながらも、残業も多くなかったし、休みも取れていたし、嫌な上司もいなかった。
それでも3年、4年と経って仕事に慣れていくと、会社の不完全な部分が目について転職も考えた。
だけど、私はライフステージの変化を見据えて転職は見送り、結婚し、妊娠して産休へ。

1人目復帰後は、すぐに2人目の妊娠を考えてたから、ただ乗り切る日々という感じで1年が過ぎ、また産休。

3人目は今のところは考えていない、となると次の復帰から定年まで、私この会社で働くの?

…それはない、ない。

2人目の育休は、1人目よりずっと冷静に、でも内心はすごく焦ってキャリアについて考えることが多かった。
この本にも書かれているけれど、やりたいことがあるということの幸運さ
私には今までの人生で、やりたくてやりたくてどうしようもなかったことなんて、ない(正確に言うなら、恋愛だけはとにかく突っ走ってきたけれど、それ以外にはない。)
何の為に生きているんだろうと何度も思ったし、人生なんて面白くないから早死にしたいとさえ考えていた。
それが、結婚して、出産して、ようやく家族が大切で、一緒に過ごす日々が愛しくて仕方ないから生きたい!と思えるようになったくらい。

でもじゃあ、子どもが親離れしたら、自分にはまた何もなくなるの?そう思ったら怖くて怖くて仕方なかった。
友人もあまりいないし、仕事もたいして面白くない今、子どもが18歳になった時の自分は何をしているのか…何を楽しみに生きるのか。

そこから考えて考えて、とりあえず動いてみよう!と食育アドバイザーの資格を取るも「とりあえず」過ぎて得られるものはなく、資格だけあっても無意味という学びが残った。
何か資格を取ったら、ビジネスが自動的にスタートする訳じゃない。
私がやりたいこと、興味があること、人生で大切にしていきたいこと、お金が…とか、時間が…とか、そんなブロックは解除して夢中になれること…

「そんな生活で食べていけるだろうか?」ではなく、「そんな生活を、本当に自分は楽しいと思えるのか?」をイメージすること。
今の自分に当てはまってとてもしっくりきました。

育児をする中で、楽しんで生きている親の背中を見てほしい、の気持ちもあっ本当に息子たちのおかげで自分の人生を見つめ直させてもらっていて感謝。

そうして考えていく中で、1番やってみたい!と思えたことが「キャリア教育に関わっていく何か」だったけれど、それに向かっていける熱さがまだない…のか、ブロックをかけるのが当たり前になり過ぎて思考が行動をストップさせているのか…は、まだわからない。

ただやっぱり、選択肢の多い人生を歩める思考と、その為の行動力を持つことは、これからの時代に必要不可欠だと思う訳で。
ぬるま湯に浸かることを許しているうちは頭でっかちのままで何も変わらないんだろう。

会社で働くことも悪くない。
雇われる人生がダメなんじゃない。
少しだけ、自分の伝えたいものを持って、必要としている誰かにダイレクトに届けることに、憧れている。
誰にでもそれができてしまう時代だからこそ、できていない自分、何もない自分にコンプレックスを感じてしまうのかもしれない。