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知識☓原体験がプロスキルとプチスキルを伸ばす3つのコツ

能力とスキルを身につけるには

いつも私が言っていることがあります。

「知識のメタボリックになるなら、ゴールから逆算をして今やることに集中しよう」

なぜ、これを言い続けているかというと、最近知識ばっかり詰め込んだ人が多いからです。

インターネットでGoogle先生に検索ワードを入れれば、あっという間に情報がでてきます。

そして、その内容の真偽を確かめることなく、いろいろなツールを使って拡散する。

深掘りをすることはあまりなく、表面的なことをいう人が多くなっています。

常に情報を疑い、疑問をもつということをやめてしまった人が多くなっています。

ツールの発展に伴い、便利になることはいいのですが、便利になるということを勘違いしてはいけないということです。

いまだに新聞記者や雑誌の記者、プロインタビュアーは足で情報を稼いでいます。

コミュニケーションを取りながら、取材対象を取材してからコメントをしたり、記事にしています。それは信頼関係があったり、しっかり裏取りができているからこそ、自信を持って発信できることである。

しかし、最近ではインターネットでちょっと調べるといろいろな情報があったり、マスコミに情報をそのまま流している人もいるから、情報の真偽を確かめる必要があるんです。

受け売りしている記事の内容が多いということは、真偽がわからず主観で書いていることが多い。

原体験が大切な理由

知識のメタボリックにならないようにするにはどうしたらいいのかというと、いろいろな場所で情報を手に入れることができるのであれば、裏を取ること。

また、実体験として話をするのであれば、経験をしておく必要があるということである。

知識だけあったとしても裏付けできる体験をしていないということは、どこかでロジックが崩壊することにつながっていくことになります。

仕事をしていて気づくことですが、予定調和には進まないことがほとんどです。

また、成功続きの人というのは今までのシナリオと違うことが起きるとパニックになる。

成功している時というのはほとんどの場合、反省や振り返りをすることがないから。

勢いの流れで走ってしまっているため、原因と結果についての分析を怠っていることが多い。

理不尽と不条理の世界は失敗を嫌う!?

失敗するという恐怖から大胆な決断ができないというのもあります。

失敗するということは今までのハシゴを外されてしまうということになるからです。

年齢を重ねてくると、オフェンスからディフェンスに回ろうとする人が多いんです。

失敗をするということはレッテルを貼られてしまい、評価を下げてしまうと思い込んでいる人が多いということもあります。

そのため、責任を取りたがらない人も多いのは事実。

よく会社で見かける、お手柄総取りは上司の役目、失敗の責任は部下の役目という構図ができているのは、古き悪しき日本企業の風習であると思います。

日本企業が人材育成があまりうまくないのもこのことが根底にあります。

上司の思い込み、先入観、決め付けによって発想や思考が停止してしまうことがあります。

自分たちのやり方が正解であると思い込んでいる人が多くいるため、自分たちのやり方を押し付けてしまうから、上司と部下の信頼関係がなくなってしまう。

日本企業の組織の内部には信頼関係がほとんどない。

上からの命令しか降りてこないと思い込んでいる人が多くいるからである。

営業経験のある人であればわかると思いますが、毎月の目標数値というのが降りてきます。

これは会社を維持していくうえで必要な売上目標であったり、株主さんとのコミットメントをしている数値から割り出されるものです。

これを上から降ってきた数字と感じている人が9割いるということです。

残りの1割はそのように考えていないということです。

経営側から推測する、仮説をたてる!?

私もこれは昔の上司から言われるまで気づかなかったことです。

「目標数値は目標数値だから、会社の評価に繋がる数字と思っていいよ。
自分で目標を立てることで、自分の中での達成感にも繋がるし、プレッシャーにもなる。どちらを選択するかによって成長率が違うからよく考えてみろよ。」ということだった。

例えばわかり易い例で言い換えると、スポーツ選手がオリンピックやワールドカップ前にインタビューで言っていること。

「今度のオリンピックでは金メダルを獲ります」
「今度のワールドカップでは決勝トーナメント進出します」
このフレーズを聞いたことありますよね。

これは自分自身に対するプレッシャーをかけているのと同時に、周りに公言をすることによって自分自身を追い込んでいく事になります。

そうすることによって100%に近い力を発揮できるようにするわけです。

プロ野球ファンの人であれば、落合さんが松井さんの3冠王がかかった時に、松井さんのインタビューを見てダメ出しをしたことを覚えていますか?

松井さんがインタビューで「三冠王を獲りたいと思います」と答えると、
スタジオにいた落合さんは「これでは、三冠王は取れない。獲りたいではなく、獲ると言い切れなきゃね。」

その年に松井さんは三冠王を逃しして、打点王、本塁打王の二冠王で終わってしまいました。

それと同じ原理なんです。

自分で目標数値を通過点とする時に、どれぐらいまでちょっと無理をすれば届くのかということを考えています。

人は100%の目標に対しては、70%前後で着地をしてしまいますから、
130〜150%ぐらいに設定をすることが必要になります。

そうすることによって100%前後での着地ができるわけであり、常にゴールから逆算をすることをしっかりとできる人たちです。

最近では面接をしていると経営者意識を持っている人がほしいという企業が増えていますが、市場にはほとんど流れていないということを理解していない現状があります。

優秀な人材というのは通常のルートでは集まりづらいことを知らないからです。

ミスマッチが起きる原因としてあげられるのが、お互いが腹を割って話していないことがあげられます。

これも思い込み、先入観、決めつけから判断をしてしまっているケースが多くなっています。

大手企業、有名企業出身者ということになると、来て欲しいという気持ちが強くなり、面接のツッコミが甘くなる傾向があります。

ビビってしまってちゃんと聞きたい質問をできていないケースが多くあります。

ミドルエイジを採用するときにはプレゼンテーション能力に騙されてしまうことがあります。

ミドルエイジになると社内プレゼン、社外プレゼン問わずにいろいろやっていますから、どうやれば響くのか、共感を得られる事ができるのかというのは合わせることができます。

そうするといいところだけにフォーカスがあたってしまうことになり、入社してみたらスキルがあまりなかったとか、高い買い物をしてしまったとかという原因になります。

質問力がないというのは事実です。
面接ではいろいろな角度から質問をすることが多くあるのですが、面接官との相性が9割と言われている理由がここにあります。

面接官が直感で採用する、しないを決めている事になります。
過去の経験、先入観、思い込み、決めつけから割り出した答えです。
それでは良い人材の採用はできないということになります。

そういわれないためにはどうしたらいいのかというと、プロスキル、プチスキルという垣根を取っ払って、自分が自信を持てる領域を持つこと、スキルタグを10個持てるようにしましょう。

ただ、スキルタグを10個、専門領域を持っていたとしても、まだ、他人との差別化ができないというところがネックになります。
その点を解消するためには、経験する場数が関わってくることになります。


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