個人名で仕事をする時代へ
テレビCMで転職サイトをよく見かける
テレビCM、WEB広告構わず、1月から3月については、いろいろな転職サイトがCMをバンバンうってくる。
これは、年度末に向けて転職をしましょうというキャンペーンであり、転職サイトに登録をしてほしいというキャンペーンである。
8月のお盆明けから9月の改変期にもテレビCMが多くなる傾向があるから不思議である。
年度初めや下期にキャンペーンをやるサイトも多く、いつもより低価格で出稿をすることができたり、有料オプションが無料になったりする。
広告媒体を販売している企業も、春のキャンペーン、秋のキャンペーンを売り込んでくるため、広告はいつもより多く出稿されているのは事実です。
人事設計士だからわかること!?
キャンペーンで出稿をすると、敵が多くなってしまうため、1ページ目に出てこないと応募率が低くなってしまう傾向があり、完全にレッドオーシャンであり、戦うには分が悪い。
採用を費用と考えている企業が9割あるので、広告媒体を販売している企業としては、春、秋のキャンペーンに参加をしてもらえば、売上が伸びるということになる。
販売会社としては数字目標をクリアすることができるが、出向側からすると、出稿されたタイミングが悪く、ライバル企業も多かったためという理由で、毎回反省会をする。
実は出稿が一番少ないのは4月からゴールデンウイークのころである。
意外とここが穴場だということは、転職エージェントも教えてくれないことの1つである。
新卒入社があり、人事異動があるため、表面上の数は足りているように見えるけど、実は戦力不足、代謝候補が紛れ込んでいるかなりリスクを背負ってチームの運営をしなければならない。
環境適応能力の有無によって変わってくる。
早期退職やセカンドキャリア研修などによる代謝候補も出そろうことにより、同調圧力という名の何事にも変えられない力によってゴールデンウィーク前後からチーム編成が変わってくる。
表面上は整ったように見える人員配置ではありますが、戦力が足りていなかったりすることがあり、3月の終わりごろからわかり始めて、来年度の予算にも計上することから、求人を出す企業もあります。
そして、年に1度出るかでないかのレア求人といわれる、滅多に企業が求人を出すことがよくあります。
競争率も低く、ハードルも年度初めになるため少し低くなっていることもあり、内定を獲得することができる確率も上がっている。
夏のボーナス査定が終わる6月頃からは、転職者数が増えるため、内定へのハードルも高くなります。
転職者が一番動きにくい時期に動き始めることで、夏の転職活動を成功させる確率が高くなります。
スカウトを待つだけでは意味がない!
転職サイトに登録をして、そのまま寝かせている人もいらっしゃいますが、スカウトメールが届くから人気者、市場価値が高いということではありません。
スカウトメールの開封率と返信率を考えるとコストパフォーマンスが悪すぎるのと、無味乾燥なテンプレメールが送られてくる。
素晴らしい経歴とか、素晴らしいご実績を残しておりという言葉があるけど、騙されてはいけません。
スカウトメールを送る側からすると、条件検索をしてかたっぱしからスカウトメールを送りまくっているからです。
また、返信がないと判断をすると、数日後に確認のメールを送ったり、1週間ぐらいすると再度スカウトメールを送ってくる。
スカウトメールや企業の公式のSNSがつまらないのは、いまだに昔の手法を使っているということに気づいていないからです。
営業電話と同じことをしており、コミュニケーションをとろうという気持ちよりも、うちの製品、商品はすごいんですよ。だから買ってくれませんか。といっているのと同じです。
いきなり営業電話がかかってきたら、いらないっていって切るのと同じなんです。
レジュメを読み込んでいる人事やエージェントなら、文言にスカウトメールを送った理由を具体的に言語化をして落とし込んでスカウトメールを送ってきます。
この差はスカウトメールを送って応募ボタンを押してほしいが優先をしており、スカウトメールを送ってコミュニケーションを取ろうという差がそうさせています。
SNSで発信をして、点を線に、線を面に
SNSを使ってうまく発信をすることができる時代です。
今注目を集めているのがLinked Inとyoutrustの2つです。
この2つのSNSはビジネス系のSNSとして活用されている人が増えています。
Linked Inについては、特に外国人が中心となっていると思われていたのは数年前の話です。
Twitterで関係性が強くなった方から、「Linked Inを使いってないんですか?」といわれて、本格的に復活をして約1年になりますが、以前とは比べ物にならないくらいに変化をしています。
日本人ユーザーが増えたことはもちろんですが、知の集合体というイメージが強く、いろいろな専門家がビジネスの事、個人の事、家族のことなど、フェイスブックが身内、友達中心な関係性がほとんどであるのに対して、Linked Inは全く違う関係性を簡単に築くことができる。
日本人同士の場合、つながり申請歓迎と書いていたら、すぐにポチっとすることによって、弱いつながりを簡単に作ることができます。
申請をもらったときに、この人ちょっとなぁ~と思ったら、申請を却下したり、ブロック機能を使っていけばいい。
コロナショック影響でWEBでの交流も盛んになっているため、コラボしながら新規事業が始まったり、サークル活動のように仲間に巻き込まれてプロジェクトがスタートすることもあります。
youtrustについては、Twitter、FacebookなどのSNSでつながりをうまく利用して友達申請をすることができることが魅力的で、転職、副業がメインになるので、経歴を登録しておいて、発信をしていると、「このプロジェクトに〇〇さんの力を借りよう!」というように、印象に残っていたら、声掛けをしていただけることがあります。
Twitter、Facebook以外にもSNSを駆使して発信をして行くことができるのであれば、どんどん発信をしてください。
SNSの発信がきっかけとなり、副業、複業、転職はもちろんですが、デカメディアの取材なども舞い込んでくるかもしれません。
これからの時代は個人の名前で組織の枠からはみ出して活躍をする時代です。
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