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これから仕事辞めてくるってよ!と言われる3つの理由とは!?

若手の離職率が高いのは!?

4月に入り、新卒の教育研修はリモートでやったり、少人数制でやったり、従来の大型研修ができなくなってしまい、各企業の人事担当者が忙しい時期に入っていきます。

入社研修以外にも、新卒採用対応、コロナショック対応など今年は例年以上に多忙な時期になります。

フレッシュな人材の中には、高い目標を掲げ、勉強熱心な新卒社員もいることだろう。

2000年代から「意識高い系の学生」という言葉が頻繁に使われるようになった。

どちらかといえば、最近は学生を揶揄するような、ネガティブなニュアンスの強い表現といえよう。

ただ、高い目標を掲げること、意識が高いこと自体は決して悪いものではない。

就活市場では、間違いなく意識の低い学生よりも、意識の高い学生が求められるのではないか。

問題は、彼らの入社後である。意識の高い学生は、社会人になってから実際に活躍できているのだろうか。

「口先だけだった」というパターンや「理屈ばかりで行動を伴わなかった」なんてケースもあるのではないだろうか。

原因は意識が高い系で入社した側だけではない。

昔ながらの組織論、根性論を振り回す人も多い。

組織の理論としては、結果を出してから意見を言えという風潮が今でも残っている。

若手が意見をすることは認められず、中堅、ベテラン社員が意見をいって、会議がしまるケースが9割。

9割の管理職は自分の横にイエスマンばかり置いておきたいということだ。

裸の王様になっていることも気づいていないから。

また、忖度とか空気を読めとか、年功序列の会議が多いこともあげられる。

若手が企画書を持っていっても読まない、ゴミ箱行にしていたり、力がない人が上司だと説明力がない。

なぜ、この仕事をしてほしいのか、この仕事を通してどうやって成長をしてほしいのかということを言語化できる人はいるだろうか。

下っ端の仕事だし、私達も昔はやってきたことができないというのは何事だと、パワハラまがいのギリギリでやっている。

ここ数年で意識が高い系といわれる学生だけでなく、社会的な風潮になっているのが生産性の向上。

これを結果を出すことと履き違える企業が9割あるから恐ろしい。

生産性の向上は残業をさせないことでもないし、最短ルートで結果を出すことでもない。

教育研修をされておらず、OJTで何年も新米扱いをされてきた人たちが、管理職になっていることが多いため、部下の育成方法を学んでいない人たちがいるからだ。

頭ごなしに言ったとしても人は動かせないし、メンバーの個性を理解していないのだから、コーチング、ティーチング、カウンセリングが理解できていないことが原因でもある。

これは採用に関わったものすべてが見抜かなければいけないことであり、昇進の評価をする人たちにもいえることである。

意識が高い系でチェックしておきたいこと

転職の家庭教師、組織コンサルタントなどとしていろいろな企業人事や20代の若手社会人との交流から見えてきたものがあります。

それはお互いの認識がずれており、期待をしすぎているあまりに裏切られたという感覚が強くなっています。

具体的な例を見ながらお話をしていうことにしましょう。

とある上場企業の人事は、ある年、新入社員の代表挨拶を務めた新卒社員は、まさに理想的なタイプでした。頭も良く知識もあって、コミュニケーション能力も高い。

先輩の中に溶け込むのも早かったし、とにかくこの会社の仕事で『多くの人の力になりたい』と常に話していました。

しかし、その期待の新入社員は6ヵ月で会社を辞めてしまったという。

精神的にパンクしてしまったんです。
同期の中で最初の退職者でした。いくら意識が高い彼でも、この会社は1年目の仕事がハードで、先輩にも厳しく言われるケースが多々ありました。

加えて、1年目の彼はそこまで素晴らしい活躍ができませんでした。

彼は意識が高く学生時代も優秀だったからこそ、これまで挫折したり叱られたりした経験が少なかったのではと推測されます。

それで、立ち直れなかったのかもしれません。

もちろん、彼をそこまで追い詰めた上司にも責任があると思います。

「意識の高さ」と「精神的な打たれ強さ」は比例しない。

そしてそれが、キャリアの舵を大きく転換させてしまう可能性もある。

とある準大手企業の人事は、優秀な大学を出て、大卒時点でかなり知識力の高かった新卒社員。

ただ、実際に働かせてみると融通が利きませんでした。

現場の状況に合わせて臨機応変に対応できなかったり、ムダな部分で仕事が遅くなったり。

何より、自分が納得するアドバイス以外は『はあ…』と気のない返事をして聞かなかったんです。

彼女は結局、入社から半年で退社。『昔から夢だった』という学校の先生を目指しました。

高い目標を掲げたり、理想を持ったりするのはいいが、そのイメージと実際の働きぶりが噛み合わないと、すぐに離脱する人も多いようだ。

よく言えば「切り替えが早い」とも言えるが、もし意識の高い新入社員と接する機会があったら、失敗した後の「粘り強さ」や「気持ちの切り替え方」など、逆境への対応力をチェックしておくのも大切かもしれない。


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