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エージェントの面談で出てくる2つのキラーフレーズ

この言葉が出てきたら、要注意!

面談をしていて気がつくことがあります。
エージェントは無意識に使っているのですが、「あっ!その言葉をいっちゃったら信用されないでしょ!」っていう、悪魔のフレーズがあります。

この言葉をいうかいわないかが運命の分かれ道。
・「弊社は厳選した求人を紹介しています」
・「とりあえず書類を提出して、面接に進んでから具体的に考えましょう」

この2つのフレーズが出てきたら要注意です。
なぜなら、この2つのフレーズは自分のKPI(会社からの目標数値)をクリアするために使う悪魔のフレーズですから。

候補者のことは置いておいて、社内営業的な数値を稼ぐことが目的となっているため、信頼度は低いエージェントになります。

自信のあるエージェントであれば、いろいろな情報を調べていただいた上で応募していただいて構いませんし、わからないことがあれば随時質問をしていただいて、納得してから応募をしてもらっても構いません。とずっしりと構えているのが事実です。

まず、厳選した求人を紹介していますというフレーズは疑ってかかりましょう。
なぜなら、厳選した求人案内といいますが、この判断基準はエージェント側にあるということに気づいてください。

エージェントは企業の社外人事として活動をしているわけですから、企業の御用聞きになっているということを理解していただくと話が早いでしょう。
企業側がエージェントに対して、アンダー条件(求人票には載せられない情報)として、卒業大学は◯◯以上、転職回数は2回まで、大手上場企業勤務者やライバル企業勤務者など、記載できない条件面について伝えていることがあります。

基本的にはその条件に当てはまらない場合について企業側へ推薦をしないという鉄則があります。
エージェントは人事業務の一部をアウトソーシングしているわけですから、条件に当てはまらない人は推薦お断りとなっています。

そのため、応募後すぐに返信がある場合については、クライアントさんへ提出をしておらず、エージェント内の選考で落選をしている可能性が高いと言えます。

理由は企業人事には書類選考の決定権がない場合が多く、大抵の場合は関係各所に打診をしたりすると、数日時間がかかります。
通常業務をしているところに、書類選考をお願いするわけですから、1日〜2日は経過するケースが多くあります。

厳選した求人を紹介するというのは自分の目標数値をクリアする手段であり、自分が会社で残るための手段である可能性が高いというのは事実です。

厳選案件という言葉や独占案件という言葉については疑うことをオススメします。
厳選案件という言葉は注力案件という言葉に置き換えるとわかりやすい。
選考条件をクリアしているため企業推薦をすれば面接が組みやすいということになります。

面接に行ってもらえれば、そこからは相性の問題ですので、うまく行けば売上数字の計上につながるかもしれない。
とりあえず出してみるだけでも価値はあるというのがエージェントの見方です。

書類選考率が高い、面接設定率が高い、入社率が高いとなると取引ランクはSランクとなり、他の会社よりも優先して案件をもらえるチャンスです。
この手法はどうしても食らいつきたい大手企業に対してよく行われることがあり、厳選案件というより会社全体がこのクライアントと付き合いたいという気持ちが強い傾向があります。

独占案件という言葉は全く信用してはいけません。
企業人事としては独占案件でエージェントに声がけをすることはまずありません。
理由は簡単です。
独占案件ということは担当者同士でつながって、何らかの利益供与があるのではないかと感じてしまうからです。

企業人事もエージェントをS、A、B、C、Dというようにこの案件ならこのエージェントに無理を言えば推薦してもらえるというようにリレーションを築いていることが多く、元エージェントが採用担当になると営業力があるため、どうやったらエージェントが動いてくれるか理解をしているため、御社だけの独占案件なんですというケースがほとんど。

大抵の場合は数社同時におんなじことをやっているのが現状であり、もちろん先着順というのはいうまでもありません。

次にとりあえず応募をしてみましょうという場合は、自分が担当している案件ではなく、チーム内で持っている案件であったりするため、詳細については知らない現状があります。

個人の目標数値もありますし、チームとしての目標数値もありますから、チームでクリアすることで会社に貢献をしているということにしたい人がよく使います。

詳しい質問をすると「担当ではないので…ちょっとわからないんですよね。担当に確認をしてから連絡をしますね。」といいながら、放置されてしまうことがよくありますので、注意をしてくださいね。


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