2021年の転職市場予測
緊急事態宣言によって変わった働き方
2020年から続いているのがコロナショック。
2020年4月に出された緊急事態宣言が機になり、今までの働き方がガラリと変わってしまった。
それまではオフィスに出勤をして、相互監視体制のもと長時間労働が当たり前、忠誠心を示しながら理不尽と不条理との戦いをしなければならなかった。
会社に所属することはポイントゲームを優位に進めて、社内の政治家としてロビー活動に勤しみ、年齢がきたら昇進をする。
40歳前後になると出世レースが終盤戦となり、出世のゴールが見えてくるのと同時にいつ戦力外通告を受けてリストラの対象になるか怯えつつ、定年退職まで無事完走を目指すビジネスパーソンが9割。
簡単に解決する問題であったとしても、上司をうまく巻き込んで数週間かけてやり続けることによって高ポイントを獲得し、評価も上々になるというシステム。
逆に簡単に解決をしてしまうことになると、意外と点数が低くなるが、ハードルがぐっと上がってくる事になってしまう。
目標数値をクリアすれば、会社の評価は高くなるが、上司の評価は長時間労働で頑張っている、この成績に対して自分がやってきたのか、周りを巻き込んでやってきたのかで評価が大きく違うこと。
自力勝負で目標数値をクリアするということは、会社にとっては優秀な人材が入ってきたということになるけれど、上司からしたら自分のポストを持っていかれるのではないかという不安や嫉妬から評価をさげてしまうものである。
上司のポイントを稼ぎつつ、会社の信用ポイントを稼がないと35歳から40歳でリストラの対象になってしまう。
会社の信用ポイントがなければリストラの対象になるし、上司のポイントがなければ、人事異動の対象になる。
そうして、転職をする道になるわけですが、市場価値と現状が合わずに転職活動が難航することもよくあることです。
コロナショックの影響で大手企業は早期退職制度で退職者を募り、新陳代謝を図ろうとしている。
中小企業や非正規雇用の場合については、雇い止めを敢行することで組織のスリム化を図っているのが現状である。
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