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いまさら聞けない!?転職にまつわる5つのルール

チクショー転職だとなる前に

転職は思い立ったら吉日ということが言われているが、じつはそうでないことが多いというのが9割である。
転職は慎重にかつ、計画的にやらないといけないものです。

3ヶ月以上のブランクが空いてしまうと、採用側はいらぬ勘ぐりをするものである。
本当に転職する気はあるのかどうか、人間性に問題があるんじゃないかなど、いろいろなこと勘ぐってしまうため、質問も重箱の隅をつつくようなものが続く。
いつも以上に慎重に面接をしていくことになり、書類選考、面接通過率も悪くなる。
そこで今日からの新シリーズは転職活動の基本についてお話をしていくことにします。

1、転職について考える

「転職したい!」という気持ちや勢いが必要なのは事実ですが、それだけでは成功する転職につながることはありません。
事前にきちんと考えて、自分の軸や強みを見つけることが必要です。

ポイント1:転職活動の計画を考える

活動方法にもよりますが、一般的に言われているのが3ヶ月から4ヶ月ぐらいは必要です。
しかし、転職というのはタイミングですから、情報収集活動は常にしておくことをオススメします。
転職サイトにWEBレジュメを載せておくことや転職サイトをチェックしておきましょう。

また、すぐに転職をするつもりがないとしても、人材紹介会社の営業さんとコミュニケーションをとっておきましょう。
大手、中小、ベンチャーの人材紹介会社10社のうち、気の合う人や尊敬できる人などを、自分基準で構いませんので、登録をしておいたうえで、細かく連絡を取りながら情報収集をしておきましょう。

ポイント2:転職の目的を決める

転職の理由は人それぞれですから、自分の基準をしっかりと決めてください。
大きい仕事がしたいから、実績を上げて昇進したいから、ワークライフバランスをとりたいからなど、いろいろなことが理由になりますから、それが会社選びの基準になったり、転職理由などになります。

ポイント3:キャリアの棚卸し、自己分析

これは文章にする必要は全くありません。
職務経歴書を書くための材料として、どういうものが揃っているのかということを確認する場です。
100個のキーワードを付箋紙に書き出すことからはじめましょう。
それが出来上がったら、グループ化してみましょう。
文章化することはあとからできるので、この段階では十分です。

ポイント4:転職者、第三者の意見を聞く

ひとりで転職活動をやり続けていくと、壁にぶつかることがあります。
そういう時は友人、知人の転職したことがある人の話を聞いてみたりすることで、転職活動を客観的に見れるようになることができます。

ポイント5:資金計画は大丈夫?

転職活動は意外とお金がかかることが多い。
在職中の場合は、時間をしっかりとつくらないと転職活動の面接に行くことができません。

また、気をつけなきゃいけないのがバレないようにしないといけないという点です。
電話がかかってきたり、業務中にメールを見ることはできないので、タイムリーな連絡がとれなくなってしまったりします。

転職活動がバレてしまうと、妨害をしてくる上司もいるので、くれぐれも転職活動を慎重かつ大胆にやらなければなりません。

最近では働き方改革の影響により残業時間が短縮されている傾向がありますので、残業時間の調整をするようにしながら、面接日には定時で上がるように心がけることも一つのポイントです。

かといって退職後に転職活動をするとなると、お金が必要になります。
家賃、光熱費、交際費などの他に、健康保険料、年金、住民税などの支払いがあります。

健康保険料については前年度の年収がポイントになります。
ざっくり年収の10%ぐらいになることが多いので、前年度年収がポイントになるので気をつけてください。

会社都合で退職をしている場合については救済措置があるので、救済措置をフル活用することをオススメします。

自主退職の場合、失業給付金まで待機期間があるため、そこまでの資金は必要です。
毎月どれぐらい使っているのかを把握したうえで、半年間なにもしないで暮らせるぐらいの資金が必要です。

2:情報収集を始める

応募に向けていろいろな情報を集めてみましょう。
インターネット上にはいろいろな転職情報があふれていますし、駅やコンビニにあるフリーペーパーにも情報があふれています。
その中から自分にあった転職情報を探すことは簡単ではありません。

ポイント1:求人案件を探す

ピンポイントでこの会社ということはこの段階では必要ありません。
自分にあっている会社ってどういうところだろうと想像しながら、求人案件を絞っていくことが必要になります。

ポイント2:業界の動向を知る

業界の動向と採用の力というのはパワーバランスが関係あるので、業界専門雑誌など情報収集をすることが必要になります。
やみくもに求人案件を探すよりも、より効果的になります。

ポイント3:情報収集の手段はいろいろある

「情報収集をする暇がありません」という人がいますが、できない方法を考えるより、できる方法を考えるほうが効果的です。
転職サイトにWEBレジュメを登録しておいて、スカウトメールを待つのも手段です。
月に1度は更新をかけて、常に最新のレジュメが出るようにしておくといいでしょう。

その他にも人材紹介会社への登録をすることや友人、知人から採用情報を聞くこともできます。
場合によっては採用をしているのであれば、社員紹介というかたちで情報が入るかも知れません。
または、ソーシャルネットでその企業の人をフォローしながら、いろいろな採用情報をゲットすることもできるようになります。

3:企業へ応募する

材料が揃ったところで企業へのアプローチをして、応募をする段階に入っていきます。
しかし、最初の関門である書類選考で意外と苦戦をする人が多くいます。
ここを通過しないと面接にはすすめないので、ポイントをしっかりと押さえて、企業人事へアプローチをしていかなければなりません。

ポイント1:志望動機や自己PRを整理する

応募書類を簡潔に書いてわかりやすくしておく必要があります。
実際に自己分析をして自分の強みをしっかり押さえておくことをわすれずに。
面接にも必要な要素なので、しっかりと考えておきましょう。

ポイント2:応募書類を作成する

大手企業や人気企業の場合ですが、1日に数十人から数百人のアプローチがあります。
そのため、自分の魅力を伝えるためにはそれなりの書き方をしないといけません。

ポイント3:実際のサンプル例を参考にする

経験やスキル、魅力は人それぞれですから、同じような書類ができるとは限りません。
どんな体裁で、どんなスキルを書くためにはフレームが必要になるので、転職サイトや紹介会社からもらえるサンプルや転職の本に書かれていることを参考にしてみましょう。
結論から書き始めて、それを裏付ける証拠や具体例をあげられるようにしましょう。

書類選考の一つの目安になりますが、絶対ではないので目安として一般的な数値についてふれておきます。
業界、職種によって異なるため、全部がこの確率に入るとは限りませんのであしからず。
転職サイトからの応募の場合は、4社に1社面接に進めればいいほうです。
人材紹介会社からの応募の場合は、10社に1社面接に進めればいいと考えましょう。

人材紹介会社からの応募については、企業人事と担当営業のリレーションシップができている上、それなりの採用実績がある場合については、意外と書類選考の通過率が高いということがあります。

4:面接を受ける

無事に書類選考を通過したから安心してはいけません。
面接の場ですから、事前準備をしっかりとしておきたいものです。
書類選考の際に高いスキルを評価して面接をしたのですが、残念なケースも多いのが現状です。
コミュニケーションスキルをしっかりと見せる場であり、プレゼンテーションの場であるのは間違いありません。

ポイント1:面接の流れをしっかりと理解しておく

実際に面接の流れをもう一度考えてみましょう。
面接官の質問にはどんな意味があり、どういうことを応えなきゃいけないのかしっかり考えることが必要です。
面接を何度も受けている人も、これから面接を受ける人ももう一度考えてみましょう。

ポイント2;面接マナーを見直そう

面接マナーについては社会人マナーに通じているものがあります。
アタリマエのことを、バカにせず、ちゃんとできることが求められますが、意外にもできていない人がいるというのが現状です。

ポイント3:面接の本質を考える

どんな企業でも、どんな職種でも面接のポイントをしっかりと押さえておく必要があります。
面接官がどこで採用、不採用を考えているのかという点について見ておくとわかります。
一般的なものや個人的な視点が入っているので、必ずしも効果があるというものではありません。

ポイント4:面接の最終局面、質問について

面接での質問は企業によっても、面接官によっても違うもの。
典型的な質問は逆効果になることがありますので、注意が必要です。
自分ならどういう質問をして、どう応えるのかとか、面接を通してぎもんに思ったことを質問するのも必要です。

質問については3つ用意をしておくことが必要です。
長くなりすぎず、短くなりすぎずという状況であり、1つ、2つというのは、事前に準備をしてきたことを聞いたのかと判断されることがあります。

5:円満退社して新天地へ

転職活動を終了するためには希望する企業から内定をもらうこと。
そして、新天地へいくことになるのですが、立つ鳥はあとをにござすということを忘れないでください。
意外にもここでトラブルになると内定延期、場合によっては取り消しというケースもあります。

そのため、転職活動を考えた時に、周りが転職活動をしている人がいたらチェックしておきましょう。
そして、就業規則や入社書類をもう一度見なおしておくことが必要になります。
労働基準法で14日前に退職通知をすればいいと知られていますが、
引き継ぎなどを含めると30日以上は必要になることがほとんどです。

ポイント1:退職活動の流れを理解しておく

これは先程も触れていますが、企業のルールや就業規則にも書かれている事があります。
解雇通知については30日前、退職についても30日前というのがほとんどですが、企業によっては60日前に退職の申し入れをしなければならないなど、会社のルールがあることも調べておく必要はあります。

直属の上司、退職届を出すタイミング、引き継ぎなどもありますが、繁忙期の退職は認められないケースもあるので注意が必要です。
後任がこないと退職できないなどいろいろな理由がありますので、転職をしている人のケースを調べておくことが必要です。

ポイント2:入退社の際に必要な手続きをする

退職届を書いたり、新しい会社との労働契約を結んだりといろいろと手続きをする必要があります。
健康保険や厚生年金などについても、間があくのであれば手続きをしなければなりません。
転居を伴う場合には、転居に伴う手続きなどいろいろなことがありますので、きちんと調べておく必要があります。

1月、4月、7月、10月が転職時期と言われていますが、これはリクルートが仕掛けていることであり、採用活動をしている企業からしてみれば欠員補充と増員は計画的に進むことはない。

1:常に自己分析をすることを忘れずにやっておくこと、
2:転職サイトは月に1度最新版のレジュメをアップすること、
3:エージェントに話をしてみて信頼できるエージェントを見つけること
以上の3つの点については事前の準備をすることが必要です。

チクショー転職だ!と感情的に流されることなく、事前に準備をしていつでも戦える状況にしておくことが必要な時代です。

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