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内定が取れない7つの理由

正直いうと書面ではわかりません

一流の人なのか、二流の人なのか、三流の人なのか全く書面だけではわかりません。
インターネットの普及に伴い、情報戦が激化しているのが現状。
外資系やマスコミ系については、3年12月には就職活動がスタートしている。

日本企業が就職活動解禁ということになった時には、内定を出して終了している。
日本企業が就職活動を解禁するまで待っていたのではスタートダッシュに出遅れている。

この段階で一流ではなく、二流になっているということだ。
そして企業の採用担当者は優秀な人材がほしいといい続けている。
経団連のルールに乗らず、独自路線を貫けないところを見ると、2流の中で上澄みを採用したいといっているようなものである。

そういう学生に限って、就活以前に重要な自己分析を通じて「好きなこと」や「得意なこと」「自分の価値観」に気づいていないので、うそで塗り固めた志望動機で人気企業に殺到したりする。

私も新卒採用の担当として、10年以上さまざまな新卒学生の相談を受けてきました。
その経験から言えるのは、就活を通して自己実現キャリアの大海に漕ぎ出す「一流の就活生」には「うらやましい一流の共通点」が存在した。

それでは、就職活動でバレてしまう「二流の本質」とはどんなものなのか。まだ社会人になっていないのに、早くも就職活動でバレてしまう「今後も未来永劫継続する、持続可能な二流っぷり」とは何なのか?

その1:主体性のない

毎年就職活動が解禁になる頃になると、人気企業ランキングが発表をされる。
三菱東京UFJ銀行、ANA、トヨタ自動車、伊藤忠商事……。
世の中には、志望企業が「直近の人気企業ランキング」と完全に連動している人が大量に発生している。

これは我々の社会の病巣と根源的につながっているが、「自分で決められない」「多数派に迎合する」という、寄らば大樹の陰根性に、20代初頭にして早くも転落してしまっているのだ。

このような主体性皆無の就活生たちは、自分が何をやりたくて、何に向いていて、将来の社会的需要はどう変わっていくのかには恐ろしいほどに無頓着である。

結果的に、周りに流されてなんとなく漂着した企業で、特にやりがいや楽しさを感じることもなく、見事に「会社のコマ」として、つまらない転落人生を歩んでしまうのだ。

入社後に3ヶ月以内に退職する学生の特徴として、「自分のやりたいことと違うから」、「説明会や面接で聞いていたことと違うから」などといって退職をして、自分探しのたびに出てしまう傾向が強い。

自分探しのたびに出たからといって、社会はそのスキルを買うことはない。依存性が高い人材であり、老害と言われたり、働かないおっさんなどといわれる人材に変貌する確率が高い。

その2:自己分析のなさ

あらゆる業界の二流の就活生に共通するのが「自己分析」の根本的欠如である。
自分の「強みや弱み」「やりたいこと」「向き不向き」にまるで気づいてない困った人たち。

彼ら彼女らは、今日も元気に「志望先の会社に気に入られそうな偽りの自画像」を描き、自らの脳内洗脳に大忙しだ。

「わたくしは、環境問題を解決したくて……」「わたくしは、アフリカの貧困をビジネスで解決したくて……」「後進国の子供の教育を……」などなど。

今まで合コンに明け暮れていた荒くれ者たちが、大学3年生の夏ごろから突如、地球を救う聖人君子に早変わりするのだから、私は開いた口が塞がらない。

真剣に「本当の自分」を知る努力をするでもなく、思い描いた社会に求められる理想像(往々にして大勘違い)に自画像を当てはめようとする、うそだらけの就職活動。

「まともな自己分析」さえできないような人は、過去も現在も未来も、継続的に「真の自分」を知ることなく、「他人の人生」を歩むのである。
こういう学生の場合は何事も他責にする傾向がある。

「上司との馬があわない」「人間関係に疲れた」ということもよくある。
会社を学校のように勘違いをしてしまう学生の特徴ともいえる。

その3:コピペ全盛の戦略のなさ

面接をする際にエントリーシートを読み込んでいると、汎用性のある志望理由を書いている。
面接をしてみるとエントリーシートのまま答える学生が増えているのは事実。

カスタマイズもへったくれもない、そもそもエントリーシートの要件にすら答えていない「金太郎飴エントリーシート」を送りまくるような学生までいる。

そういう学生を見ると、背中から羽交い絞めにして、その行動を止めたくなるのは私だけではないだろう。

ろくに練れてもいない「お粗末なレジュメ」や「恥ずかしいコピペ・エントリーシート」を送りまくるのは、「私には戦略性がありません!」と大々的に宣伝するようなものである。

その4:情報の本質がわかっていない

就職活動に関しては、まずもって「二流のメディア」と「二流の就活アドバイザー」を、絶対に信じてはいけない。

「一流のアドバイスを提供している一流の私の記事」と異なり、世の中の就活サイトの中には、「的外れ」か「ウソ」か「時代遅れ」の情報が載っている、あやしげなサイトも少なくない。

学生のときには気づかない社会に出ればわかる真実だが、世の中の就職アドバイスを専門にしている人で、業界の本当の内情に通じている人は驚くほど少ない。

そもそも自分が志望している企業や業界、職種で長年の経験がある人でなければ、あなたのニーズに合致したドンピシャのキャリア・アドバイスなど、できるわけがないのだ。

二流のアドバイザーがやることは、自分の数字のためにいろいろな事を言いながら、入社をさせようとする。
ネガティブな要素は全く出さずに、ポジティブなことばかりを羅列してくる。

説得をするというよりも洗脳をしたいという言葉がいいのかもしれない。
また、入社を約束する書類を作成して、押印をさせたりすることもある。
自分の数字のためなら、なんでもやるのが2流である。

1流のアドバイザーはしっかりと話しを聞きます。
問題点がどこにあって、どういうことを考えるのかをはっきり明確化してくれます。
問題解決をしてくれた上で、決断を尊重してくれる。

その5:主導権がない

先月までは「絶対に外資系コンサルに行く」と息巻いていた人が、翌月には「自分にはやはり金融しかない」と言い出し、春先には「実は第一志望は商社」と衣替えをする。

当然のことながらGWの連休明けになると、「これからはスタートアップの時代だ」などと言い出す。

そして案の定、すべての志望先から「お祈りメール」(不採用通知)をいただいたあとは、「もっと大学院で学び、アカデミックを極めたい」などと、とにもかくにも「将来の進路」が毎月コロコロ変わるのだ。

「グリット」のかけらもない人に限って、単に志望企業に入れなかった現実と折り合いをつけるために、自分にうそをつき、むなしい自己正当化を続けるのは、恥ずかしい限りである。

その6:反省をしない

「まだ続くのか、長いよ! お前の記事こそ二流だ!」とのおしかりの声を甘受しながら、まだまだ元気に、「グリット」を発揮して書き続けたい。

私がこの世でもっとも恐れているのは、面接で落ちたあとに「俺をとらなかったことを、後悔させてやる!」と勇ましく逆ギレする人たちである。

無責任な就活指導者の中には、「自分を雇わなかった企業がアホなのだと思え」などと開き直っている人もいる。

そういう人は社会人になったあとも、「自分を昇進させなかった会社がアホ」「自分の商品を買わなかったお客がアホ」「自分を振った彼女/彼氏がアホ」と、とにかくすべての失敗を「周りがアホだから」という「自慰解釈」に帰結させてしまうのだ。

実際のところ、会社や面接官が二流すぎるなど、採用側に非があることも少なくない。しかしながら、失敗から「何らかの教訓」を導かなければ、その人は永遠に二流の輪廻転生を続けて「二流地獄」で苦しみ続けることになるのは、自明の理なのである。

その7:就職活動がナンパの旅になっている

情報交換のために、連絡先交換させてください」「一緒に模擬面接の練習をしませんか?」「今度、異業種志望者交流会をしましょう!」などなど、今日も元気にナンパの声が聞こえてくる。

ひたすら会社説明会や面接会場で出会った好みの異性にアタックを繰り返し、そんなときだけ大ハッスルする、大迷惑な人たち。

相手の女性に彼氏がいてもお構いなし。会社説明会や集団面接できれいな女子大生を見つけては、話しかけて大喜びしているのだから、手に負えない。

そして就活シーズン終了のころには、皆が社会人に向けて一段と成長しているのに、自分だけが合コンざんまいの日々を送っていたりする、恐ろしい人たち。

そういう学生は「まだ20代だけど、早くも二流に転落していらっしゃる」と糾弾されても、仕方ないであろう。

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