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新卒即戦力という言葉の3つの理由!?

企業の利益に貢献できる人

実際に面接において「評価される自己PR、志望動機とは何か」ということを知る事によって、より具体的にアピールできるようになり、自信につながるものです。
まずは企業がどのような人材を求めているのかという点から注目してみましょう。

企業が求めている人物を一言で表現するのであれば、企業の利益に貢献できる人であることが条件になります。
企業がほしい人材については後日ふれますが、正社員の解雇規制が厳しい日本において、1人の正社員を採用する事によって数千万円〜数億円投資するのと変わりません。

そのため利益を出さない人は不要ということになり、リストラ、早期退職、追い出し部屋など、いろいろなことが新聞沙汰になったりしています。
投資に対してはリターンが必要になりますから、即戦力として活躍してくれる人材でないと、不採用にしてしまうことになります。

そこで利益に貢献できる人材とはどんな人材なのでしょうか。
利益に貢献できるということを分解すると、「貢献できる能力があるということ」、そして「その能力を100%引き出すやる気、モチベーションがあるか」ということ。

総合職とは営業職の可能性が9割!?

企業が利益を生み出すためには営業が不可欠であり、ビジネスの基本は営業になります。
営業というと多くの学生が飛び込み営業や押し売りなど、ネガティブなイメージが先行していることが多いのですが、実際はお客さまのニーズに答えられる提案がデキるかどうかがポイントになります。

コンサルティング会社、人材紹介会社の営業であれば、経営者に提案することもあります。
商社が新規事業のために他社とミーティングを開催することも営業です。
人事もいろいろな部署を巻き込んで採用をしていかないといけないので、ある意味社内営業になります。

つまり、営業とは「自社の製品、サービスの価値を伝え、対価を得ること」なんです。
そしてこれが企業を存続するための営業であるということを理解しておくといいでしょう。
だからこそ、多くの企業は営業がデキる人材を採用したいと考えています。
総合職というと営業職になる理由はここから来ています。

面接を通して思考性や行動が営業だけでなく、総務、人事、経理、マーケティングなどに向いているかもしれないと思った時、人事の採用担当者が動くことになります。
その時にちょうど新卒採用のニーズがそこにあれば、採用する確率が高くなるため、営業職という言葉を全面に出すことはなく、総合職という玉虫色の表現になっています。

学生の中には経理職、法務職などバックオフィスを志望する学生もいますが、企業の視点からすると、経理職であれば公認会計士の受験を考えている学生、法務職であればロースクールに通っていたなど、特殊な場合以外は魅力的に映りません。

何の訓練も受けていない学生をスタッフとして採用することによって育成をすることもありますが、ほとんどの場合は外部の企業とのやりとりのほうがクオリティーが高く、投資する金額が安くて済むということがいえるでしょう。

また、間接部門を増やすことはかなりのリスクを伴うことになります。
リーマンショック以降については、即戦力としてプロとしての採用をすることで年収相場が高騰してきたこともありますが、候補者が優位になるため、採用がうまくいかないことも増えてきています。

ですが、公認会計士試験、簿記資格、司法試験など深く勉強をしてきた学生もいます。
そういう中で差別化されることは難しくなり、その他大勢の学生に紛れ込んでしまう。
何の裏付けもなく、営業が嫌だからと経理や法務を志望しても筋が通らないので、お祈りメールといわれる不採用のメールが届くことが多くしてあるでしょう。

評価される自己PRと志望動機を知る方法とは…

企業が求めている人材は「企業の利益に貢献できる人」であり、利益に貢献するためには「能力」と「やる気」の2つが重要であること。
また、企業の利益活動のキホンは営業職であることについては理解していただきました。

具体的にどのような自己PRと志望動機を話せば「能力がある」こと、「やる気」があることが伝わるのでしょうか。
さて次回から3回に分けて評価される自己PRと志望動機を知る具体的な方法について、詳しく見ていくこととしましょう。

エントリーシートから企業が求める能力を見る
OB訪問、内定者訪問から評価される自己PRと志望理由
2次の情報であるネットの評判や赤本から自己PRと志望理由
3回に分けていろいろな角度から、自己PRと志望理由について見ていきます。

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