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月刊無職、創刊です。

みなさん、はじめまして。
一般社団法人キャリアブレイク研究所メンバーのハルと申します。

普段は、大阪で『こころをゆるめてはたらく、生活する、を考える』を軸に活動しています。少し書くと、合同会社うみのなか商店として、セルフケアの場づくりやウェルフェアトレードに取り組んだり、精神保健福祉士、産業カウンセラーとして企業や福祉と関わったり、どうすればこころをゆるめてはたらいたり、休んだり、生活したりできるのかを考えています。あらゆる仮説を立て、検証していく過程を日々楽しんでいます。

ある方に「どうしても会わせたい人がいる」とつないでもらったのが、代表の北野でした。あれから1年。不定期ながら会う機会が点々とあり、自分の想うことを話し、聴き、気づけば一緒に活動を始めることになりました。事業の一環として「あかり図書室」という「こころが疲れた時に逃げ場所として使えるおしゃべりOKな図書室」を始めたのが、2021年の4月です。
https://www.akarilibrary.com/

そして、このキャリアブレイク研究所では、10月20日のプレスリリースに合わせて創刊する「月刊無職」の運営チームとして動き始めています。今回のnoteでは、前回の記事にあるむしょく大学と同時提供する「月刊無職」について、少しご紹介していきたいと思います。どうぞお付き合いくださるとうれしく思います。


月刊無職とは?

このプロジェクトでは、キャリアブレイクにまつわる情報を発信する月刊誌を発行していきます。世界のどこかで孤独にキャリアブレイクを奮闘している方がいるかもしれない。また、キャリアブレイクという考え方を知らずにキャリアのブランクに悩んでいる方がいるかもしれない。どこかで同じように奮闘している仲間の存在を知ったり、誌面を通じてキャリアブレイクをしている仲間とつながることができる情報誌をイメージしています。10月20日プレスリリースに合わせて創刊いたします。

月刊無職販売サイト: https://gekkan-mushoku.stores.jp/
月刊無職Twitter: https://twitter.com/gekkan_mushoku

ラフ案

どんな人が関わっているの?

月刊無職は、運営メンバーと無職ライターで一連の流れを行っています。無職ライター達はキャリアブレイク当事者や経験者であり、4か月を1クールとして1クールの紙面を4名の無職ライターが担当します。5段階のキャリアブレイク期間において様々な段階にある仲間が集まり、各々の想いを各々の言葉で綴っています。

どんな記事が掲載されているの?

月刊無職では、どこかにいる同じく奮闘している仲間の存在を感じられる紙面を目指しています。無職ライター自身の伝えたいこと、キャリアブレイクに至った経緯、やってよかったことなどの過ごし方、焦る気持ちとの向き合い方、などを記事にしていきます。
無職ライター達が記事を担当し、編集や校正に運営が関わります。ここでは一方的な関わりではなく、想いを表現するために選んだ言葉と対話により向き合い、本来伝えたい意味を探る過程を対話編集と名付けて行っています。

どうやったら手に入るの?

月刊無職はA3サイズ片面で、専用の販売サイトから購入していただけます。離職・休職中でなくても、どなたでも購入いただけます。購入いただくと、みなさまの最寄りのコンビニから「コンビニ印刷」にて新聞を発行いたします。購入していただくとコードが発行されますので、コードと印刷代だけお持ちになりお近くのコンビニへ向かって下さい。紙面の金額プラス印刷代20円が必要となります。もしお近くにコンビニがない場合は郵送での対応も致しますので、お気軽にご相談下さいませ。

今後、販売サイトでは遡ってバックナンバーを購入していただくことも可能になる予定です。

なぜ、「月刊無職」だったのか。

こころをゆるめてはたらく、生活する、を考える活動を通じて、休むことがこんなにもむずかしく、こころに負担がかかるのか、ということを感じていました。「今の仕事を続けることもしんどいけれど、休むことも同じくらいしんどい」という表現を耳にする度に、休むことを選ぶための形式的な手続きの多さを目にする度に、なぜ?が募っていきました。世の中や本人の中にある休職・離職に対するイメージが、不安や怖さを連れてきているのでは、と。

どうすれば、一時的な離職・休職期間を肯定的に捉えることができるだろうか、キャリアブレイク研究所メンバーで考えました。2021年4月に始めた「あかり図書室」は、心理的安全性がある状態でおしゃべりしても大丈夫な図書室として始めました。始めてみると、はたらくことへの想いや休むことへの不安など、普段口にはできずに抱え込んでいる気持ちを言葉にする場となりました。

偶然同じタイミングで図書室に訪れた方が、他の方が話しているのを耳にし、「休職や離職について悩んでいる人がまわりにはいないと思っていたけど、自分だけではないのですね」なんて話されます。

自分だけではない、ひとりではない。」このことを知ってもらいたいと思いました。キャリアブレイク研究所メンバーで話し合いを重ね、「日本のどこかでキャリアブレイクをしている仲間とつながれる情報誌」「無職というキャリアを発信し、どこからでも受け取ることができる月刊誌」を作ることにしました。

月刊紙は、毎月決まったタイミングで情報が発信できるツールです。月刊無職を通して、キャリアブレイク当事者や経験者だけでなく、キャリアブレイクを知らない方も、キャリアブレイクが気になっている方も、おたがいを知る機会になるような「対話の場・情報交換の場」のような情報誌をつくっていけたらと考えています。


今後、紙面にて運営と無職ライターを募集します。

ここまでの中で何度も出てきた「無職ライター」は、4か月を1クールとして月刊無職の「編集室所属無職ライター」として活動します。現在作成中の初号は、無職ライター第1期生の4名が日々取り組んでくれています。また、運営のさまざまな妄想がふくらみ、その実現のためには一緒に活動してくださる運営、編集室メンバーが必要だと感じています。

「一時的な離職・休職期間を肯定的に捉えるキャリアブレイクを文化に」という想いに共感し、またその実現に向けて一緒にやってみたいなと思ってもらえる方がいましたら、ぜひお問い合わせいただけるとうれしいです。まだまだスタートしたばかりですが、一緒にワイワイ言いながら作り上げ、社会に出す過程を体験する機会は、ワクワクがいっぱいなのではと思っています。

月刊無職のメンバー募集

①運営
毎月の月刊無職発行における、無職ライター希望者やデザイン担当者とのコミュニケーション、縁の下の力持ちであるバックオフィスを担います。全体の動きを見ながら紙面発行を進めていく過程に関心がある方おすすめです。

②編集室
無職ライターからあがってくる記事を紙面に落とし込み、整える役割です。熱い想いのこもった記事を、読み手を想像しながらバランスを整える中で、どんな紙面にするとワクワクするか考えたり、試したり、無職ライターとコミュニケーションを取りながらかたちにしていくことに興味関心がある方、おすすめです。

無職ライター
無職ライターは4か月1クールとして進めていきます。今後2期生、3期生として、こころの中を言語化し、みんなに伝えたい方、書きたいことがあふれている方におすすめです。クール終了後はべつのかたちで関わっていただくこともできます。

今現在はこの役割での募集ですが、「こんな役割はどう?」「こんな役割があったらうれしい!」など、むしょく大学と同じくいろんなお声をいただきながら、少しずつ考えていきたいと思います。

ご興味があれば紙面QRコード、TwitterにてDM、もしくはメールにてお問合せ下さい。
Twitter https://twitter.com/gekkan_mushoku
Mail : info@careerbreak-lab.org

おまけ。

ここまで、一気に月刊無職について書いてきましたが、少しイメージを持っていただけたでしょうか。気になるー!と思われた方はぜひ、初号、ポチっとしていただき、コンビニ印刷から発行される月刊無職を手に取っていただけると嬉しいです。(実際、テスト発行で最寄りのコンビニから月刊無職が出てきた時は、うれしくて、くすぐったくて、にやにやしてしまいました)

創刊に向けていよいよ佳境ですが、無職ライター達とミーティングを重ねに重ね、伝えたい想いや言葉たちを早く日本全国のみなさんに届けたくて仕方ありません。届けられる紙面はA3サイズと限られていますが、その背景には紙面に納まりきらない無職ライター達の「伝えたい」があふれています。そして月刊無職は、第2号発行に向けてすでに動き出しています。

私自分、この取り組みにこんなにも惜しみなく時間を使うことになるなんておどろいています。「キャリアブレイクを文化に」というまだまだ正解のない問いに向き合える体験はたまらなく幸せで、その一つのツールとして月刊無職がこれからどうなっていくのか、考えるだけでワクワクしています。そして、この体験を多くの方々と共有できたらうれしく思います。

バタバタのスケジュール設定の中、創刊に向けて関わってくださったみなさま、キャリアブレイク研究所のメンバー、無職ライターのみんな、本当にありがとうございます。

10/20(木)の創刊まで残り3日。
楽しんでがんばりたいと思います。

ハル / 一般社団法人キャリアブレイク研究所 理事
月刊無職販売サイト: https://gekkan-mushoku.stores.jp/
月刊無職Twitter: https://twitter.com/gekkan_mushoku

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