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その無職や休職は「キャリアブレイク」かもしれない。

いま、無職の方。
いま、休職中の方。
いま、毎日モヤモヤしながら働かれている方。

突然ですが「キャリアブレイク」という言葉をご存知でしょうか?
ちょっと、なじみのない言葉かもしれません…。


みなさん、はじめまして。
一般社団法人キャリアブレイク研究所メンバーのさやと申します。
大学卒業後、専門商社で貿易事務として約6年従事したのち、2021年の6月に心身の療養、感性の回復、そして学び直しを目的として転職ではなく、一時的な離職をする決断をしました。


ここで、冒頭のキャリアブレイクという言葉の意味を、少しだけ紹介させてください。キャリアブレイクは欧州発祥の文化で、休息 / 旅 / 自己研鑽 / トレーニング / キャリア開発 / 子育て / 心身の回復…などを目的に、一時的に働くことを休止する文化を指します。

今回のわたしの一時的な離職を、自分自身は「キャリアブレイク」だと捉えています。また、今、この記事に目を通してくださっている方の、その無職や休職、モヤモヤも、もしかすると…キャリアブレイクだったり、それを必要としているのかもしれません。


わたしが前述のキャリアブレイク当事者として参加している一般社団法人キャリアブレイク研究所では、人生における一時的な離職・休職を、欧州発祥の文化である「キャリアブレイク」と捉え、その考え方を研究・発信しようとしています。その方法として

・いま、無職の方
・いま、休職中の方
・いま、モヤモヤしながら毎日働かれている方

上記の方に向けた情報誌と、大学が明日2022年10月20日(木)にリリースされます。

・情報誌:月刊無職(https://note.com/careerbreak_lab/n/ne71fbe3bd9c6

・大学:むしょく大学(https://note.com/careerbreak_lab/n/n5577f4e1563c

今日は、わたしがキャリアブレイクをし始めてからこれまで感じたことを重ね合わせながら、この「月刊無職」と「むしょく大学」の特徴についてご紹介させていただけたらと思います。


働いていないのは、わたしだけ?


キャリアブレイクを開始して数週間後の散歩の帰り道。会社帰りと思われるひとたちが足早に駅から出て行く姿を見て、「ああ、あの人たちはきちんと会社に行って、1日働いていたんだな…。」とふと、思ったことがあります。

強い意志と目的を持ってキャリアブレイクをする決断をしたつもりが、開始して数週間で「働いていないのは…わたしだけ?」と孤独感を感じるとともに、どこかみじめな気持ちにもなっていました。

でも、いまのこの気持ちを誰かに話したいわけではない。
誰かとつながりたいわけじゃない。
会いたいわけでもない。

でも、ちょっとさみしい。

そんな気分の時に、月刊無職(https://note.com/careerbreak_lab/n/ne71fbe3bd9c6)はちょうどいい距離と温度感で、かかわっていられる情報誌です。

月刊無職とは?

このプロジェクトでは、キャリアブレイクにまつわる情報を発信する月刊誌を発行していきます。世界のどこかで孤独にキャリアブレイクを奮闘している方がいるかもしれない。また、キャリアブレイクという考え方を知らずにキャリアのブランクに悩んでいる方がいるかもしれない。どこかで同じように奮闘している仲間の存在を知ったり、誌面を通じてキャリアブレイクをしている仲間とつながることができる情報誌をイメージしています。

月刊無職(https://note.com/careerbreak_lab/n/ne71fbe3bd9c6


ほんとうに、この選択は正しかったのか?


同時に、強い意志をもってキャリアブレイクを開始したにもかかわらず、会社を辞めてからは、在職中に果たせなかったことやつらかったこと、後悔していることが何故か心の中に留めどなく溢れてきて、

なぜ、あの時行動しなかったのか?
なぜ、わたしは仕事を辞めたのか?
…ほんとうに、この選択は正しかったのか?

と、もう会社に行かなくてもいいという事実があるにもかかわらず、これまでと、これからのはざまで苦しむ時期がありました。

むしょく大学の供養学部(https://note.com/careerbreak_lab/n/n5577f4e1563c#39fec2ec-3032-4a4e-8689-eb42f4a1c6bb)では、そういった苦しい感情含め、過去や今の気持ちを一旦整理することが未来への準備と捉え、そのための機会が定期的に用意されています。

むしょく大学の供養学部では何をするの?

供養学部では、無職の5段階における「解放」「虚無」のステージにおける日々起こる出来事の共有や、モヤモヤした気持ち、不安を吐き出せるようなおしゃべりの場を開催します。一時的な離職により、周りに話せる環境が少なくなることや、同じような想いを持った方のお話を聞いてみたい、自分の話を聞いてほしいというニーズに答えながら、まずは今の自分の気持ちを整理し、これからの準備のために供養するための機会を定期的に開催していきます。(まずは月1,2回ほどオンラインで開催予定です)

むしょく大学(https://note.com/careerbreak_lab/n/n5577f4e1563c


新たな自分としての一歩を踏み出したい。でも、迷う。


自分なりに過去や今の気持ちを咀嚼して、これからに向けて歩み出したいと思っているものの、その一歩をどこで、だれと、どう踏み出したらわからない…。

そんなことを考えながら迷う中、やや、がむしゃらに次の一歩を模索していた時期がありました。そうしてどうにか繋がれた、いくつかの依存先。そこで自分と同じように歩みを進めようとする同志とのかかわりや、一歩に満たないながらも勇気を出して取り組んだ、0.5歩の挑戦へのフィードバックは、自分を捉え直す大きなきっかけになったと、わたしは感じています。

むしょく大学の自由研究学部(https://note.com/careerbreak_lab/n/n5577f4e1563c#a747395e-742b-4d96-ab65-2ae30ec6533a)では、自分の中にある感性を回復させるワークをしたり、みんなで対話をしたり…いろんな角度から動的に自分を捉え直すきっかけが散りばめられています。

むしょく大学の自由研究学部は何をするの?

自由研究学部では、無職の5段階「実は」のステージにおけるあなた自身のなかにある感性を回復させながら、心の赴くままに進んでみる体験を通じて、じぶん自身にとって豊かであり続けていける状態とはどんなものかを考える時間を過ごす授業を開催します。日常を過ごす中でちょっと気になったことを考えてみたり、過去を振り返り好きだったことを思い返してみたり、「やってみたい」を言葉にして体験しながら、対話することを通じてじぶん自身を捉え直してみる、さまざまな「自由研究」のきっかけを開催していきます。(学生のみなさんとも相談しながら授業を作ります)

むしょく大学(https://note.com/careerbreak_lab/n/n5577f4e1563c )


ここまでご紹介させていただいた「月刊無職」と「むしょく大学」。
いよいよ、明日2022年10月20日(木)に正式リリースです。

ここまで目を通してくださり、活動にご興味がある方は、各活動のSNSをフォローいただけると、とてもうれしいです。

①キャリアブレイクにまつわる情報全般(ライン)
 ※①は②、③の情報も含めてすべての情報を月1くらいでお届けします。

https://lin.ee/DnT8u9B


②月刊無職(ツイッター)

https://twitter.com/gekkan_mushoku


③むしょく大学(インスタグラム)

https://www.instagram.com/mushoku_daigaku/


最後になりましたが、この道へ導いてくださった、すべてのみなさまに感謝の気持ちでいっぱいです。いまはとにかく、月刊無職やむしょく大学、そしてキャリアブレイク研究所で、どんな言葉や気持ちが交わされていくのか…表現を目撃することになるのか…それらをとりまく人や環境がどのように変化していくのか…わくわくした気持ちでいっぱいです。

「なんか、いいな」「おもしろそうだな」と思われた方。
ぜひキャリアブレイクを一緒に文化にしていきませんか?

さや / 一般社団法人キャリアブレイク研究所 

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