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なぜ転職するのか?転職を考えたネガティブ理由について。

こんにちは。私は人材紹介会社『キャリエイブル-careerAble』の代表をしております下田由紀と申します。

転職を考えた理由は人それぞれですが、最近、私が出会う皆さまからお聞きする転職理由(ネガティブ)には以下の4つが挙げられます。

1.キャリアの専門性が身に着けられない

現職では、「キャリアの専門性が身に着けられない」と悩まれている方は増えています。やっと現在の仕事に慣れ、人脈も広がってきた矢先に、春の定例異動が訪れた時、「せっかく自分が得たノウハウや人脈が活かせない」と落胆をして、私に相談してくださる方は、本当に多いですし、仕事に前向きに向き合ってきた方々の尊い思いに共感を覚えます。

自分自身が努力して体得したスキル・ノウハウ・人脈が分断されてしまうことについて、違和感を感じる人が多くなった印象を受けます。
自分の後任が、(自分ほどの)何の努力もせずとは言わずとも、自動的に享受することへの抵抗感や、ノウハウや人脈の醸成が成り立たないこと等で、個人のキャリアアップへの支障について、何かしら考える人が増えてきたのだと思います。
昔は、社員が定期的に異動することについて、何ら違和感もなく従っていましたが、今は時代が変わりました。「この会社では専門性が得られない、難しい、このままではヤバい、、、」と社員が感じた場合、転職を考えることがあります。より専門的な知識やノウハウを身につけたり、より大きな責任を担えるポジションに就きたいという希望があれば、転職は有効な手段となります。

2. ワークライフバランスの改善

働き方改革前よりも世の中的に、残業規則が厳しくなったとはいえ、いまだに長時間労働が常態化している職場は少なくありません。特に、管理職となると、残業代が支給されないがゆえに、部下たちの仕事のカバーで疲弊しているという悲鳴が増えてきました。仕事とプライベートの両立が難しいと感じている場合、転職を考えることがあります。ワークライフバランスが悪い職場では、ストレスが溜まりやすく、体調を崩してしまうこともあります。

3. 給与の向上

今年2024年は給与アップの話題が増えましたが、現職での給与アップを期待するよりか、「自分がどうやったら給与があげられるのか?」という現実的な相談から始まり、結果として転職に踏み切っている方は増えました。しかし、目先の大幅アップにつられるのではなく、「安定性」「ワークライフバランス」も担保しておきたいという、給与最重視という方は減ってきた印象を受けています。

4.上司との人間関係

上司評価が納得いかない、上司とそりが合わない等人間関係が悪い場合、転職を考えることがあります。人間関係が悪い職場では、仕事に集中できず、ストレスを感じてしまいます。
実際に、転職という方法をもって、完全解決できることは無いのですが、とにかく我慢ができない場合は、自ら働く環境を変える行動に移すことも、最近は増えてきました。

これらの理由以外にも、転職を考えるきっかけは様々です。大切なのは転職をする理由がネガティブでもOKです。『転職をする目的』『転職で何を成し遂げたいのか』を明確化することが重要なんだと思います。

転職を成功させるためには、転職理由を明確にするだけでなく、自分のスキルや経験を棚卸しし、どのような仕事に就きたいのかを具体的に考えることが重要です。また、経験豊富な転職エージェントを利用して、自分にフィットするキャリアや問題解決について、助言してもらうのも有効です。

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