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嫌いな理由を考える

CareerWeaveにお越しいただきありがとうございます。
「自分らしく」キャリアを重ねたい方のを応援する。
キャリアコンサルタントの笹井典子です。

大型連休も終わり、やっと日常生活が戻ってきました。
我が家は単身赴任7年目の夫が10連休で帰省していたので、ある意味「非日常」状態でして、今週に入って久々にこれまでのペースに戻ったと言う感じです。

連休中と言っても、子供たちは4/30〜5/2は学校ですし、息子の部活の予定もあり、基本は家でのんびり。出かけるのは日帰りという過ごし方。
そんな中、家族で所沢の「角川武蔵のミュージアム」に行ってきました。お目当ては「ダリ展」でしたが・・・
4階の本棚劇場(下北沢の本多劇場とかけているのかなと思ってしまうネーミング)も大変面白かった。次回は朝から1日中入り浸りたい。

本棚劇場


そんな本棚の山の中に「マイブーム」や「ゆるキャラ」の生みの親である、サブカル界の神様、みうらじゅん先生のコーナーを発見!
正しくは、仏像関連の本のコーナーですが😅
「アウトドア般若心経」が入っていないのは残念・・・

阿修羅ファンクラブ会長という立場から?仏像の本が中心

みうら先生の「好き嫌いを無くした」という話の中で
「嫌いとか興味がないと思ったら、なぜ興味がないか?を一生懸命考えるようにしている」という言葉は、
日頃私が学生の皆さんに話している内容と通じるところがあり、大変嬉しくなったことがあります。

会社説明会に行った学生に感想を聞くとき、
事実ではなく、感情や感性について答えるように促すと
「面白かった」「良い会社だと思った」や
「興味がない」「なんか嫌だった」「ピンとこない」
などという答えが返ってきます。

※参考までに、抽象的な感想しか出ない理由や価値観を掘り下げるコツは
こちらの記事に書いております↓

私は「嫌いだとか興味がないと思ったら、なぜそう思ったかを考えて言葉にしてください」とお願いしています。
面談の場でも、なぜ嫌だった?という問いから言語化を進めます。
面白いもので、良い印象の会社は「福利厚生」「人事の人柄」「雰囲気」程度の言葉しか出てこないのに
嫌な印象というのは、人それぞれの感性で、多くの言葉が出てくるのです。
「なんか堅そう」→仕事中雑談もできなそう
「よくわからないものを売れない」→よくわからない=無形のサービスって実感が湧かない
「すごく忙しそう」→一人当たりの接客の時間が短い・丁寧に対応できない
など、聞くとスラスラと言葉が出てくるのです。

そして、嫌いの理由を言語化した後
「じゃあ、どうなったら嬉しい?」
と切り返すと・・・・
「なんか堅そう」→仕事は仲間と和気藹々とした雰囲気でやりたい
「無形のサービスって実感が湧かない」→形があるもの、生活圏で目にするものが良い
「すごく忙しそう」→丁寧に対応できない→お客様に寄り添った対応をしたい
嫌いの逆張りをすると、「好き」が見えてくるのです。

好きを言葉にするのは難しいけれど、
嫌いを言語化するのは比較的簡単というのは実は理由がありますが
この種明かしはまた次回の記事でお伝えします。

※因みに、みうら先生の「好き嫌いを無くしてみる」発想には続きがあって
人があまり好きにならない、興味を持たないものにあえて興味を持つもことで「どうかしている状態(略してDS)」になる
敢えてDS状態に自ら飛び込むことが修行である
という域に達しています。流石です!

本日も最後までお読みいただき、ありがとうございます。
Have a great career_weave!


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