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#36 会社説明会での効果的なメモの取り方

CareerWeaveにお越しいただきありがとうございます。
「自分らしく」キャリアを重ねたい方のを応援する。                        キャリアコンサルタントの笹井典子です。

就職活動の支援の中で、私が一番大事にしているのが「価値観を伝える」ということです。

その一方で、学生たちと話していると「会話の中に価値観が見えない」と感じることが多いです。

感想を聞いた時「事実」しか答えなかったり、当たり障りのない言葉で済ませたりする。

①「事実」しか伝えてこない方は、自分の感情を主張することが苦手だったり、主張することで「周囲と違っていたらどうしよう」と思っている方が、多いように感じます。

②「○○なところが良かった」「楽しそう」などの当たり障りのない言葉で終わっている方は、自分の中の「良い」とか「楽しい」の基準や構成要素が、他者も同じだと思っている方。

本日は、①のパターンの方についてお話しします。

企業説明会参加後の振り返りをするとき

「●●食品の説明会、どうだった?」と聞くと

事実しか伝えない人は

「さまざまな種類の食品を取り扱っていて、最近はアジアにも進出している企業でした」というような返答。

・・・私としては、「それ、知ってるよ。私が紹介した企業なんだから」と思ってしまうわけです。

 おそらく、説明会を聞いた学生は「さまざまな種類の食品を取り扱っていること」や「アジアに進出していること」が印象に残っているのだと思います。もちろん、印象に残っている項目という情報を知れたことは収穫なのですが、

・なぜ、『様々な食品を取り扱ったいる』というところが印象に残っているのか?

・『様々な食品を取り扱ったいる』ということは、あなたにとってどんな事?どんな意味があるの?

ということを掘り下げることで、価値観が見えてくるのです。

「様々な」とか「幅広い」というところに琴線が触れたのであれば

→好奇心が旺盛で、新しい知識をどんどん吸収したい

→いろんな種類の商品と関わるということは、それを取り扱っている取引先も多岐に渡る。その分、多くの人と関われるから

というような「好奇心」「知識の吸収が好き」「人との関わり」など、自分が大切にしている「価値観」に触れることができます。

1つのことに集中して取り組むことが好きであったり、研究者肌で1つのことを探究することが好きな方は、「様々な商品の取り扱い」はネガティブワードになるかも知れません。

『アジアに進出』についても、同様に考えてみるとその人の大切にしている価値観が見えてきます。

感想=事実を伝えてしまう方は、基本的に無自覚です。

「どうだった?」と聞かれて「どんな内容だった?」と聞かれていると思っているのかも知れません。因みに私は、あえて「どうだった?」という聴き方をしていますが、なぜそのような聴き方をするかはまた改めて。

「感想を教えて」と言われた時、それが事実なのか?感想なのか?見分けるポイントは主語

「相手(会社)」が主語であればそれは事実

「自分」が主語であれば感想(主観)です

企業説明会の後、振り返りをするときは「事実と主観」を書き出すようにしてみてください。

事実と主観メモ

主観の部分は、さらに掘り下げていくことで「価値観」に到達できます。


余談ですが、タイトル写真の富士山
私に取っては、地元の静岡を思い出させてくれる風景ですが、富士山の近くに住んでいない方からは憧れの風景かもしれません。

1つの事実(富士山の存在)に対して、人それぞれの感情があります。

会社説明も、自分の感情にアンテナを張って、新たな発見をしてみましょう。

本日も最後までお読みいただき、ありがとうございます。
Have a great career_weave!

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