副業の最初の一歩としてボランティアはありか?

先日の記事で
「収入が本業とは別にあること、これが副業・複業の最初の一歩」
「ぜひ最初の一歩の種になるものを探しましょう」
と書きました。
日経ビジネスの複業記事を読んで…そんなにハードル上げなくてもなぁ|Mariko Tokoro(副業・兼業・セカンドキャリアを支援するキャリアコンサルタント)|note

新年度、ぜひ副業に挑戦したい!と思っている方もいらっしゃるでしょうが、本業の勤務先が副業禁止の規則だと、自分のスキルが収入を得られるレベルなのか? を知る方法がありませんよね。また、収入を得られるようなレベルにスキルを高めることも、仕事をしながらだとなかなか難しい。

ではどうしたらいいか? 
ボランティアという方法もありかな、と思います。
でも、ボランティアといってもいろいろあります。
私の限られた経験からの話ですが、副業の最初の一歩としてボランティアってどうなのか? 考えてみました。

はじめに

念のために最初に断っておきますが、副業のスキルを得るためにボランティアをしよう、という話ではありません。ボランティアは、いろんな方の想いや気持ちがあって成り立っていることなので、その点はご理解ください。

私の本業とボランティア歴

20代:本業=教材の編集者、ボランティア=NGOの会報誌の編集者
30代:本業=研究所の事務局、ボランティア=学会の事務局
40代半ばから雇用される仕事とフリーランスの兼業を開始。断続的にボランティアでこんな仕事(?)をしました。
 ・某青少年活動の宿泊キャンプの引率者
 ・某国際NGOが推進する子どもの人権に関するガイドラインの作成
 ・シンポジウムの企画、運営
 ・某NPOのホームページリニューアル

改めて振り返ってみると、本業と関係する内容や分野のボランティアが多いです。

ボランティアから得たこと No1は人脈

編集者も事務局も「とりまとめる」ことが仕事。原稿の著者や学会の役員の先生たちは、その領域では有名な方が多いのですが、そういう方々と直接やりとりをしますので、人脈が広がりましたね。
仕事上の付き合いだと、異動が出れば付き合いが切れてしまいます。
でもボランティアなので本業に影響されることなく、「A社の〇〇さん」ではなく、個人としてお付き合いができるので、強い信頼関係が築けます。

ボランティアから得たこと No2は挑戦する場

つぎに、数値的な成果を求められることはないので、挑戦ができること。
たとえば、教材の編集であれば、教科書のカリキュラムから外れることはできないし、あれこれ制約がある。会報誌は、複数のボランティアから成る編集委員会に一任されているので、表紙のデザインや見出しの組み方、特集テーマなど提案ができ、自分の提案が通れば、誌面になります

ボランティアから得たこと No3はスキル

結果として、著名な方とのお付き合いのスキルや編集のスキルはつきました。現在、副業として、コーディネートのお仕事や執筆、資料の作成等を行っていますが、本業だけでは無理だったと思います。
ホームページの仕事は、2000年はじめの頃に本業で行っていたのですが、その後、離れていました。20年近くブランクがありましたが、システムを組むわけではないので、当時の知識が多少は使えるだろうと、リニューアルの仕事をボランティアで引き受けました。とっても大変だったのですが、いわゆるオンラインを活用した広報活動の最新動向を知ることができ、新しいスキルを得たように思えます。

ポイントはどこでボランティアをするか

「プロボノ」という言葉を聞いたことはありますか?
おそらく、私がしてきたボランティアはプロボノの域の内容ですが、最近は「プロボノ」を募集している団体もあるようです。
なので、何かわかりやすいスキルが(システムとか編集とかデザインとか)ある人はプロボノに参加する方法があります。

お知り合いでボランティアしている方がいたら、どんなボランティアなのか聞いてみてはどうでしょうか?

でも、世の中にはいろんな団体がありますので、どこでボランティアをするかは慎重に考えてください。NPO法人など法人格があっても運営がビックリするような体制だったり、世代交代がうまくいっていない団体だったり。。。

機会があれば、プロボノ的な関わりをしたい方が注意したい団体の特徴(見分け方)について記事を書こうと思います。
20代の頃からいろんなボランティアをしてきましたので、スキルの搾取みたいなボランティア、仕事だと思ったらボランティア(無報酬)だった話とか。そういうケースは、振り返ってみると、傾向とかサインとかあるんですよねぇ~。

この記事を読んで、ボランティアやプロボノについて調べてみよう!と思われた方がいたら、とっても嬉しいです! ぜひいろんなことに挑戦して、副業の最初の一歩を踏み出しましょう。


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