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目標設定がうまくいかない方へ【キャリコンサロン編集部】#2023年の目標

キャリコンサロン編集部、土曜日担当の塚田亜弓(@Tsuka_a)です。キャリアコンサルタントとして活動しております。2021年4月より、キャリコンサロンの仲間とともに、毎日noteマガジンを更新中です。

今週のお題は「2023年の目標」

新年度に入り、すでに目標設定をされた方も多いのではないでしょうか。「毎年目標は考えるけれど、イマイチうまく決められない」「いつも計画倒れしてしまう」そんなお悩み相談をこの時期お受けすることも多いので、私なりにオススメしたい目標設定の仕方をまとめてみました。

ちなみに、今日ここでお話するのは、夢ではなく目標についてです。
夢は、「理想像や理想とする未来」、目標は、「夢に到達するための目印」と考えると、目印である目標はより具体的に設定することが、迷子にならないために、大切になってきます。

王道「SMARTの原則」とは

目標を達成するための5つの成功因子の頭文字をとって、「SMART(スマート)」と名付けられており、このすべてを兼ね備えた目標・計画こそが、実現性の高い目標と言われています。

Specific(具体的である)
Measurable(測定可能である)
Achievable(達成可能である)
Related(経営目標に関連していること)
Time-bound(時間的制約・期限があること)

この考えは、1981年にジョージ・T・ドラン氏の論文の中ではじめて発表されました。目標設定の話になると、必ず出てくる原則なので聞き飽きている方も多いかもしれませんが、実際にこれで効果が出ているので、余儀ないですね。この原則をはじめて知ったという方は、まずは基本を押さえてみてください。

「SMARTの原則」の応用形がある

かれこれ40年以上前に発表された「SMARTの原則」は、経営コンサルタントなどが目標設定を行う際に使用され、さまざまな「亜種」も開発されました。たとえば、

Aのバリエーション
Attainable:達成可能であるか
Agreed upon:同意は取れているか
Action-oriented:行動を促せるか

Rのバリエーション
Realistic:現実的な目標であるか
Reasonable:合理的な目標であるか
Rewarding:やりがいのある目標設定になっているか

どれが正解という決まりはなく、設定すべき目標で何を明確にしなければならないかによって、SMARTの原則に求められるルールも変わってきます。目的に応じて、柔軟に5つの成功因子を使い分ければよいと思います。

キャリコンとして推奨したい「SMARTの原則」活用方法

「SMARTの原則」に則り目標を立てるためのアドバイスは、

Specific(具体的である)→固有名詞を使う
Measurable(測定可能である)→数字を使う
Agreed upon(同意している)→「なぜ?」を繰り返し自分と対話する
Realistic(現実的である)→達成できそうな小さな目標を積み上げる
Time-bound(期限が明確である)→「1年でできることを多く見積もりすぎず、10年でできることを少なく見積もりすぎない」

Aは、Agreed upon(同意している)で、
「本当にそれがやりたいの?」「本当にそれが欲しいの?」自分の心の底から同意できていることなのかを問うことです。他者が決めた目標は大抵うまくいかないです。
実現可能な目標を立てられるかどうかは、自分自身のことをどれだけ理解できているか。ということに深く関わってくるのです。

Rは、Realistic(現実的である)で、
大きく壮大な目標をひとつ立てるのではなく、小さなイイ感じの目標を10個、20個書いてみる。そして、小さな達成体験を積むことで、ポジティブな自分になっていくことが大切です。

そして、Time-bound(期限が明確である)について、
「人は、1年でできる事を過大評価しすぎる。そして、10年でできる事を過小評価しすぎる。」この言葉は、アメリカの名コーチである、アンソニー・ロビンス氏の名言をご紹介します。

1年でできる事を過大評価しすぎる

あれもやりたい、これもやりたい、と様々な目標を立てて、結果的になかなか進んでいないという状態に陥っていないでしょうか。全部やろうとすると、当然挫折します。多くの目標を立てることが悪いわけではないですが、1年でできることを多く見積もりすぎず、現実的に達成しそうなものに絞るということは大切です。

10年でできる事を過小評価しすぎる

人は1年でできることを過大評価し、全部やろうとして結局何もできない‥。という負のスパイラルに陥ることがあります。そうなると、「結局1年では何もできないし、その積み重ねの10年後の自分も大したことないだろう」と考えてしまいます。

すぐに結果を出したいと思うと焦り、心に余裕がなくなります。10年後になりたい姿をしっかり描いていけば、今焦る必要はありません。もし長期的な計画を立てることが苦手な人は、3ヵ月以内の目標をつくり、今一番興味のある目の前のことをしっかりやる。と考えるとよいと思います。

最後に

そして、決めた目標は紙などに書いて可視化しておくことで実現可能性がアップするはずです。私も仕事の目標は、マインドマップやjamboardなどのツールを使って、常に目に見えるようにしています。

私個人の目標として、このnote編集部の投稿を「できるだけサボらない!」という抽象的な目標設定をあらため、(毎週欠かさず記事を書くとすると挫折しそうなので)現実的なところで、「少なくとも月1回はnoteマガジンに記事を投稿する」ことを目標に設定し、今年も一年頑張りたいと思います。

最後までお読みいただき、ありがとうございました。

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