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みんな色々な特性を抱えている、それを理解する。

こんにちは!スターティア新卒採用です。今日は、チームで行なってみた、こんなシミュレーションゲームについてのお話です。

突然ですが、あなたはとある街の市役所の中にある「こまった課?」の職員です。「こまった課?」には、いろんな特性を持った住人がお困りごとの相談にやってきます。職員であるあなたは、住人たちに質問をすることで、困ってしまう理由(特性)を見抜いて解決しましょう!
うまく相談にのれないと、住人たちはがっかりしてこの街から引っこしてしまいます。
住人たちがどうしたら楽しく暮らせる街にできるのか、仲間と一緒に考えましょう。

(引用:https://komattaka.com)

ルールは至って簡単。
職員役と住人役の二手に分かれ、コミュニケーションをしていきます。住人役は引いたカードの“見えない障害”を持っている役になりきり、職員からの質問に答えていくことで理解してもらいます。職員役は住人の抱えている問題やこまっていることに真摯に耳を傾けて住みやすい街に改善させていく、このようなルールです。

この街には、色々なタイプの住人がいます。難易度が3つに分かれているので、初回の今回は難易度がいちばん低い“やさしめ1丁目”(画像左側)の住人に限定してやってみました。

場面カードというものを見ながら、どういうシーンやシチュエーションだとこまるのか、職員は住人たちにヒアリングをしていきます。普段の自分自身ではまったく問題なさそうなことでも、なりきる住人によっては大問題。やさしめの住人たちだけでやってみた今回も、職員として“こういうシーンにこまる住人は◯◯さんかな?”と想像し、当てることはなかなか難しく感じました。

なぜこのゲームを?

このゲームで学べることは、ズバリ自分や他者の特性を知ること、考えるきっかけになることです。詳細はこちらのnoteもぜひ参照ください。こまった課?の公式さんです。

なぜこのゲームをやろうと思ったのか、きっかけは社内での会話でした。「HSPやADHDなど、メンバーの見えないそういった特性もマネジメントをする側は理解していきたい」、「学ぶきっかけや知る機会を作っていきたいね」

新しくマネージャーになったメンバーへ、期待役割などを伝える研修の場を設けていますが、そこでも“様々な特性を抱えているメンバーがいる前提でのマネジメント”をしていくのだと伝えるようになりました。

ただ、言葉にするのは簡単ですが「じゃあ一体どんな特性が???」となるのが一般的です。分かりやすいところで言えば、子どもがいるとか介護が必要な家族と一緒に暮らしている、などですよね。そのようなある種“分かりやすい特性”、“分かりやすい制約”でさえ中々理解が得られにくかった昨今。
こういったゲームで色々なケースを通して特性に触れられるというのはとてもチャレンジしやすく、イメージがしやすくていいなと思いました。

ゲームを通して、早速「こんな特性があるんだ…!」、「この場面だとたしかに大変そうだなぁ」とたくさんの気づきがありました。知らないを知るって、改めて大事ですよね。

これからの時代で必要なこと

ダイバーシティという言葉がすっかり浸透しました。組織としてどういうあり方がよいかは、労働人口が減少していくこの日本で明白な課題でありテーマです。働くメンバーからも選ばれ続ける会社であるために、障害が見える見えない関係なく、“特性”として理解し上手に向き合う必要があるなと感じます。大事なのは、分からないことが悪いわけではなく、知ろうとするスタンスがあるかどうか、そこなのかなと。

我々もまだまだこれからさらに学んでいく必要があります。内定者のフォローアップにも使えるかもしれないし、チームで制限時間を短めに設定してやってみてもまたおもしろいかもしれません。
よりよい組織、よりよいチームを目指して、このゲームもさらに活用してまいります。スターティアグループの障害者雇用をしている特例子会社の社長にも少し相談してみようかな。こんなアクションにつながるかもしれない、今日はそんなゲームの紹介でした。

本日はここまで。最後までお読みいただきありがとうございました!

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