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一度夢に挫折した私は、人の叶えたい夢を応援したいという夢がある

国際協力の現場で働きたい!


小学5年生の時に出逢った青年海外協力隊(現JICA海外協力隊)と、地球のステージを見たことがきっかけで、私は国際協力の現場で働きたいという夢を持ちました。

世界には、学校に行きたくても行けない子供たちがいる。

ガーナの子供たちはカカオ農家で働いて、それがみんなが食べているチョコレートになっている。
でも子供たちはチョコレートを食べたことがない。

すっごく衝撃的だった。

学校めんどくさいなぁとか、今日バスケ行きたくないなぁとか、自分の悩みがちっぽけに感じてなんだか恥ずかしくなったの覚えてる。

子供のころって、
「将来の夢はなに?」
「将来やりたいことはあるの?」
と聞かれるタイミングがまぁまぁある。

それまで「パン屋」さんだった将来の夢が、「国際協力の現場で働きたい」に変わっていったのはこの時だったかな。

高校ではアメリカに1年間留学。大学では国際協力が学べる学科を選んで、フェアトレードサークルの代表にもなった。

大学2年の夏には念願だったガーナに1か月間ボランティア。

乾燥させる前のカカオ豆。白い果実はちょっとライチっぽい?味がした。

就職活動では、自分のやりたいことと、仕事として何をするかのすり合わせがすごく難しかったけど、最終的には国際協力に携われる組織から内定をもらって就職。

自分の叶えたい夢に向かって着実に歩んでいる気がしていて、自信もあったと思う。

自分には何が出来るのか?社会人1年目

ついに仕事が始まって、ビジネスメール送るのも、電話を取るのも毎回ドキドキで学ぶことだらけ。
任された仕事も、間接的だけど国際協力に携われていた。

ただ、目の前の仕事をこなしていくうちに小さな違和感が出てきて、

将来の夢って言ってたけど、将来っていつのことだ?

途上国の現場で働きたいと思ってたけど、自分の出来ることはなに?

このままここで働いて専門性は身に付けられるのか?

などなど、ぐるぐる悩み始める。

今思えば新卒一年目で、私の専門性はこれです!って言えるものがなくてもそんなもんかなって思えるんだけど、

当時の私はこのままだと夢が実現できなくなるんじゃないかと思って、焦っちゃったんだよね。

途上国の現場で働くにはとにかく専門性もたなきゃと思って、福祉領域に転職。

適応障害からの休職

身体障害者の生活介護の仕事を始めて、数か月で体調を崩し始めた。

頭痛、吐き気、血便、倦怠感、首の痛みとかいろいろ。
それまで心身ともに健康だったということもあって、自分の心身がコントロールできなくなる感じ、怖かったなぁ。

体調不良になった原因は仕事とかプライベートとか、いろいろあると思うんだけど、全部自分選んだし、夢を叶えるためだから!と思うことでさらに苦しめちゃったんだよね。

誰にも相談できず、だんだんと身体が思うように動かなくなって、心療内科を受診、その後休職することになった。

ポンコツな自分でいいと思えた

自分の叶えたい夢に向かって着実に歩んでいたと思ってたのに、短期離職したし、体調も崩して働けなくなってしまった。

このとき、ほんっっっっとに不安だった。

このままずっと働けないんじゃないか。
自分のやりたいことなんて、一生できないんじゃないかって思った。

でもそんな時に「ポンコツでいいじゃん」と言ってくれた友人がいて、自分が未来の自分に期待しすぎていたことに気づいたり、「夢ややりたいこと」に固執しすぎていたことに気づけたんだよね。

それから徐々に「将来なにをやりたいのか」から、「今の自分は何を叶えたいのか」を考えらえるようになった。

そして同じようにキャリアに悩む人たちのサポートがしたいなと思い、障害者の就労支援の仕事へ転職、キャリアコンサルタントの資格も取得し、現在にいたります。

今の私が叶えたい夢

国際協力の現場で働きたい!という私の夢は、忘れたわけではない。

ただ、今の私が今やりたいと思えるのは、「キャリアに悩む人たちのサポート」ということ。

キャリアにおいて夢ややりたいことを持つことは、自分の原動力になるし、やることも明確になるから悪いことではないと思う。

ただ、もし私のように夢ややりたいことに縛られすぎて苦しくなってしまったり、一人で考えて悩んでしまうようであれば、心身の不調に現れる前に誰かに相談してほしい。

もし家族や友人など身近な人に話せたらそれでもいいし、第三者の方が話しやすいと思えるのであれば、キャリアコンサルタントに相談するというのもありだと思う。

私自身もそうだったけど、夢ややりたいことを明言している人ってかっこいいし、自分が口に出来ると自信にもなった。やりたいことが見つからないときは、必死で探してた。

ただ最近は、明確な夢ややりたいことがなくても、とりあえず流されて今を生きてもいいのかなとも思えてる。
山登りの人生と川下りの人生なんて聞いたことあるけど、どっちの時期もあっていいんじゃないかな。

うまく伝わるか分からないけど、キャリアって正解がないし、悩みもつきないよね。悩んだ時に「ねぇ聞いてよ」みたいな感じで気軽に話しを聞いてあげられるような人になりたいな~!

がんばるぞ~


以上!






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