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目的を果たすために、目標を設定する以上に大切にしたいこと

me:Riseキャリアコーチの高橋基成です。(コーチ紹介インタビュー

皆さんはご自身のキャリアを考える時、どのように目標を設定していますか?
ご相談の中で、「自分のやりたいことがよくわからず明確にしたい」「キャリアチェンジする上で、自分が何を大切にしていけばいいのかはっきりさせたい」そんなご相談から、セッションに入っていくことがよくあります。
皆さん、ご自身が本当に望んでいる未来を見つけることができたら、きっと今後のキャリア形成やプライベートも充実する、そんな未来を願いながらコーチングにお申し込みされていることでしょう。

目標設定にもいろんな視点がある

私がクライアントさんと目標を決めていく時、まず目標を設定する理由(人生の目的)を明確にすることから始めています。その目的を実現するための道標として目標があると考えているからです。

目標を設定する時には、さまざまな視点で「目標を見える化」していくお手伝いをします。

例えば、
結果目標・・・達成したい結果を明確にしていく
・パフォーマンス目標・・・自分のありたい姿・パフォーマンスを明確にしていく
・ストーリー目標・・・どんな物語を経てゴールにたどり着けたらいいかを想像しながら形にしていく
・行動目標・・・目的・目標を思い描きながら、現状の具体的な行動・アクションを明確にして設定していく

などの視点があり、そこから必要であればさらに「具体化」していくことがあります。

また、これらの目標を具体化していく方法として
・望む未来から逆算して目標を明確にしていく
・現状からの延長で目標を設定していく
などの中から、相談者の方に合った方法で具体化のお手伝いをしていきます。


目標を設定することよりも大切にしたいこと

皆さんには何か達成したい目的があり、それを実現しやすくするために目標を設定していくわけですが、目標を設定すること以上に大切にしたいことがあるとしたら、それは何だと思いますか?

2つのエピソードをご紹介したいと思います。

私は普段スポーツ選手のコーチングもしていますが、ある選手の例を紹介したいと思います。

A選手は先日、競技人生の分岐点となる大会を目前にして、練習中に足に怪我を負ってしまいました。歩くのもままならない状況で、誰もが大会に出場することは難しいだろうと感じる大きな怪我でした。

怪我の状態が少しずつ良くなるにつれ、本人の中では「やっぱりその大会に間に合わせたい」という気持ちが大きくなっていきます。しかし、現状は歩けるまでには回復した程度。「出たい気持ち」と「無理をして選手生命を縮めてしまう危険」との狭間で心が揺れ動きます。とはいえ、やっぱり最後の最後まで大会に出場する可能性を信じ、決断はまだせずにできる準備だけはしていきたい。残りの2週間をどう過ごせばいいのか、一緒に考えていくことになりました。

未来を想像して逆算型で仮のプランを設定してみると、選手の中には不安が大きくなってしまいました。どの程度で回復していくかは誰も分からない中で、理想ばかりを描いて日々過ごしていたら、無理をしてしまい悪化を招くことになるかもしれない。

そう思った選手の出した答えは、目標もその過程もあえて設定せず「日々、怪我の回復だけに向き合い、回復状況に合わせてその日のチャレンジを決める」ということでした。

目標も立てず、プランも設定しない。という選択をその選手はしました。

一日一日、目の前の治療やできることだけに集中して過ごしてきたことで、抱いていた「不安」も軽減され、結果的には周りの選手、コーチも想像し得ない回復力で大会に出場を遂げることができ、それだけでも奇跡的なことだと言われたようです。

このような状況で現状を打破する時には、不安を煽るような中途半端な目標を設定するくらいなら、あえて目標を設定せずに「今できることに意識を向けて行動し続ける」ことが大切なのかもしれません。

キャリアアップという視点で、もうひとつ例を挙げたいと思います。

ある会社員の方が「いつか大学の教授になって教育現場に貢献したい」という目的を果たすため、目標設定とアクションプランを立て、チャレンジを続けていました。

9年後の40歳くらいまでには、大学で働くという目標を達成するため、会社員をしながら大学院に通い、業務終了後には多くの論文を読み、自分の実践を論文にまとめ、修士号を取得され、今は博士号取得のためにさらに研鑽を積んでいます。
途中、理想と現実との狭間で葛藤や苦しみが大きくなってくる時もあるようですが、そんな時こそその方が大切にされていたことは「今」に意識を向けて、「今できること」を確実に積み上げていくことでした。
そして、そのチャレンジし続けたことで、目標にも設定していなかったようなサプライズが次々と思っていきます。ある大学で授業の1コマを教える機会を頂くチャンスを手にするなど、想定していなかったチャンスを掴んでいくことになるのです。

目標を設定することは、あくまでも目的を達成するための行動を起こすきっかけに過ぎず、それ以上に「今できることに意識を向けて行動し続ける」ことが大切だと感じたエピソードでもありました。

設定した目標が皆さんの行動をより促進されるものになっていくことで、その実現が早まり、予期せぬチャンスをも呼び寄せることになるかもしれません!

改めて、自分が今心から実現したいことを見つけたい、そして改めて具体的な目標を設定しなおしたい。という方はme:Riseキャリアコーチングをぜひご活用してみてください。


まとめ

  • 何でも未来を思い描き、目標設定すればいいとは限らない場合もあるかもしれません

  • 目的を明確にして「今できることに集中して行動し続ける」ことを大切にしてみましょう

  • 目標を設定した時、不安よりもワクワクが勝る目標を設定していきましょう



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