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me:Riseキャリアコーチの小平です。(コーチ紹介インタビュー

いきなり質問ですが、みなさんは、自分のことをどのくらい理解していますか?

ビジネスのシーン、例えば、目標設定面談、1on1、採用面接で、
「あなたがやりたい事は何ですか?」
…と聞かれたら、答えられるでしょうか?
同じ質問を3年前の私にしたら、おそらく「えーーっとーーー…」と口ごもってしまったと思います。

自分を理解すること、すなわち「自己理解」ですが、あなたはまだその必要性を感じていないかもしれません。
でも、あなたの周りの世界は変化していて、先ほどのような質問に答える必要がある時が、もうすぐ来るかもしれません。そんな話を今日はしたいと思います。

自己理解って何でしょう?

自分が生き生きと充実した毎日を過ごしていくには、自分が何で幸せを感じるのか、何があると満たされるのか、反対に、どんな環境だと無理をした状態になるのかなど、自分のことを理解すること、これが「自己理解」だと思います。

普段、忙しい毎日を過ごしていると、目の前の業務に向き合うことで日々が過ぎ、「充実」、「幸せ」、「満たされる」などの感覚(またはその反対のネガティブな感覚)にあえて触れる機会はないかもしれません。

今日は、みなさん個々の目的に焦点を当てるのではなく(それはそれで重要なのですが)、現在の私達をとりまく環境から、「自己理解」の重要性に触れたいと思います。

現在の私達をとりまく環境とは?

そもそも、人生の目的は人それぞれでありながらも、時代によって、傾向というのがあるように思えます。

例えば、私が20代の頃(つまり今から20年ほど前)は、「出来るだけ大手で安定した企業に入り、老後のための蓄えもそこそこ溜まったら、早めにリタイアして悠々自適な生活を送る」というのが、理想の生き方と認識されていたかと思います。

就職氷河期だったため、そんな当時で言う理想的な大手に入った人はごくわずかでしたが、20年ほど前は、そんな理想を頭の片隅に置きながら、企業を選び、嫌な業務であろうと「何事も経験だ」という大義名分で割り切って、日々勤しむ、そんな働き方が主流でした。

それが今や、終身雇用制度が崩壊し、企業間のM&Aも盛んになり、企業に自分の身を任せていても大丈夫だという時代はとっくに終わっている。これは多くの方がすでに認識されているかと思います。

では、今はどんな時代なのか?というと、VUCAの時代です。
私達を取り巻く環境の変化が激しく、そのために未来についての予想もつかない、そんな時代です。

テクノロジーは進化し続け、デジタルトランスフォーメーションによって、人間がする仕事内容も変わってきています。

さらに、人生100年時代。日本の年金制度が崩壊すると叫ばれている一方で、寿命がどんどんと長くなってきている…という時代。

…と言われても、周りを見渡したところで、まだそんな変化を肌身で感じていらっしゃらない方もいるかもしれません。

でも、徐々に今までと違う動きが起こっているんです。
事実、日本の産業界で起き始めていることは次のことです。

①業績悪化じゃなくても、人員整理することがある。

不況によるリストラを過去に体験したり、もしくは自ら経験しないまでも、周囲で見聞きしたことはあるかもしれません。

でも今や、業績が悪くなくても、雇用される保証がなくなってきている次の時代に突入しています。

例えば、2019年秋に、キリンホールディングスと傘下のキリンビールが45歳以上の社員を対象に「先行実施型」の早期退職の募集を行いました。この時のキリンは業績が好調だったと言われており、早期退職は不況の産物、という常識が今や覆されています。

②パーパス経営が注目され、個人のパーパスにも光が当たってきている。

パーパス経営とは、自社の社会のおける存在意義(パーパス)を明確にして会社を経営することで、外資系企業ではかなり前からパーパスを掲げた経営はされていました。

それが、このVUCAの時代に入ってなお加速化され、さらに新型コロナの登場によって働き方の大きな変化(会社に出社するスタイルから在宅で勤務するスタイル)も背景に、日本の産業界でもこれに真剣に向きあい始めています。

例えば、富士通はパーパスドリブンな経営に舵を切り、さらにConnectと呼ばれる新しい人事制度を2021年度に導入しています。

「富士通のパーパスを起点に、それを各組織のリーダーが組織のビジョンとして、想いを含めてメンバーと共有・共感し、そのビジョンに向けてどれだけのインパクトを与えたか。また、個人のパーパスを起点にどれだけ成長したかなどを大きな流れの中で評価する一貫性を持った仕組みに見直しました。」
https://www.fujitsu.com/jp/microsite/fujitsutransformationnews/2021-12-06/01/

富士通のケースでは、会社のパーパスを設定しただけでなく、個人のパーパスとまさにConnectさせるという点で、新しい動きと言えるかと思います。

いままで、会社に従順に尽くし、役割などは会社から割り当てられていたのに、ある日「あなたは何がしたいのか?」と問われる。正に、そんな時代に突入しています。

今までの転職活動は、CAN、つまりその人の実務経験(やったことがある=できる)にフォーカスした採用基準だったかもしれませんが、これからはWILL(したいこと)も加わってくるでしょう。
「人生で何を成し遂げたいのか?」
たとえ、そこまで大きな目的までは見据えていなくても、
「今、あなたがやりたい事は何なのか?そして、それはなぜなのか?」
そんな事を採用面接で聞かれる時代に入ってきています。

予測不可能な時代では、どうやったら企業が生き残っていけるのか、今やモデルとなるケースがあるわけではありません。
そんな中、個人のパーパスが起点になることは、今までよりも高い創造性、高い生産性に繋がっていく、と企業は考え始めているわけです。

自己理解をするために

自分のパーパスを発見するのは、実はそう簡単なことではありません。まずは自分のことを理解してみるというのが第一歩になると思いますが、自己理解をするにはどんな方法があるでしょうか?

例えば、頭に浮かんでいることを一定の時間内でただただ紙に書いていく「ジャーナリング」という手法でされている方もいます。
また、ストレングスファインダーを始めとした自己分析ツールを使って理解を深めてみたり、コーチングを受けるのもそのひとつの方法で、コーチという第三者の力を借りながら自分自身に向き合っていくということも可能です。

どの方法でも構わないので、自己理解を深めていくことによって、自分らしい選択ができるようになり、自分らしい生き方により近づいていくわけです。
そんな生き方をしつつ、同時に組織の力にもなる。更にその組織が社会での意義を果たしている。そんな形で活躍ができたら、うれしいですね。


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